マイアミ・ドルフィンズはベテラン選手の加入でディフェンスをアップグレードすることができるかもしれない。

ドルフィンズはフリーエージェント（FA）となっている元ロサンゼルス・チャージャーズのディフェンシブエンド（DE）メルビン・イングラムの訪問を予定していると、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に現地24日（月）に報じている。

32歳のイングラムは膝の負傷により2020年は7試合にしか出場しておらず、タックルはわずか10回。9年間のキャリアの中で初めてサックを記録することができなかった。

2012年に1巡目で指名されたサウスカロライナ大学出身のイングラムは、2013年のOTA（チーム合同練習）でACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂して以来、NFLに在籍中はずっとケガに悩まされてきた。2013年シーズンは第14週でPUPリスト（故障者リスト）からアクティブとなり、4試合（先発1試合）でプレーしている。

2014年にイングラムは9試合に出場。その後の5シーズンで相手に脅威を与えるこのDEは80試合中77試合に先発し、43回のサックを記録、2017年から2019年まで3年連続でプロボウルに選出されるなど、見事な成長を見せた。

ケガや年齢が大きな懸念材料となる中、今オフの初めにカンザスシティ・チーフスを訪れ、契約を結ばずに帰ったイングラムが契約を結べるかは要注目となる。もしドルフィンズと契約に至れば、昨シーズンに大きなインパクトを与えたドルフィンズのディフェンスにとって、彼の加入は費用対効果の高い、経験豊富なオプションとなるだろう。

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