クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー（WR）オデル・ベッカムがフィールド復帰に向けた大きなハードルをクリアした。

ブラウンズのスターレシーバーであるベッカムが身体検査に合格したため、PUP（故障者）リスト上でトレーニングキャンプを開始することはない見込みだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に伝えた。

ベッカムが身体検査に合格したということは、キャンプ開始時点でフィールドに立てるということになる。ただし、トレーニングの最初の数週間に実際にどれほどの活動を行うかは、今後次第だろう。昨年の第7週にACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂し、そこから回復とリハビリに集中してきたベッカムにとっては一つの成果が出た形だ。

他に重傷を負った選手としてはニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック（RB）セイクワン・バークリーやボルティモア・レイブンズのタックル（T）ロニー・スタンリーがいる。これらの選手についてはまだ回復の途上だ。見事に身体検査に合格したベッカムは現時点でスケジュールをやや前倒しにしているようだ。

これはまた、ブラウンズにとっての小さな勝利だ。昨シーズンに2002年以来のポストシーズン進出を果たし、25年ぶりのプレーオフでの白星を挙げたブラウンズは、そこからさらに築いていくことを目指している。

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