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QBロスリスバーガーとの未来については今季のことしか考えていないとスティーラーズGMコルバート

2021年07月28日(水) 11:02

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Keith Srakocic】

クオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーの未来はピッツバーグにあるのか?

今はそうだ。ピッツバーグ・スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)であるケビン・コルバートはそれ以上のことについて思い悩んではいない。

チームが現地27日(火)にトレーニングキャンプを開始するにあたり、コルバートが「われわれがベンと共に気にかけているのは2021年のことがすべてだ。それ以降のことについては、われわれの誰にも分からない」と述べたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のアディティ・キンカブワラが伝えている。

コルバートは後にNFLネットワークのイアン・ラポポートに対し、オフシーズンの間にロスリスバーガーが今季にプレーするかについて疑いを持ったことは一度もなかったと話した。

「シーズンが終わってすぐに彼は私たちのもとに来て、それが自分の意図だと、2021年にプレーすると話した。それが、そう、スタート地点だった。今ここのことを考え、うまくいく道を見つけようと努力している。彼とライアンはとてもうまくやっていた。契約したり、し直したりするとき、誰もがそれを受け入れなければならないし、彼は喜んで受け入れ、それだけではなく、彼の方から始めたのだ。それが(ロスリスバーガーの意思を)すぐに表しているようなものだ。われわれにはただ、それをどう機能させるかを見つける必要があった」

39歳のロスリスバーガーは18年目のNFLシーズンに乗り出そうとしている。

2019年のほぼすべてを肘の負傷で失った“ビッグベン”は、昨シーズンにキャリアで2番目にあたるタッチダウンパス33回を決め、先発15試合で12勝を挙げた。しかしながら、スティーラーズとロスリスバーガーはシーズン末に調子を大きく崩してラスト6戦中5試合を落としており、その中にはホームで辛い敗戦を喫したクリーブラウンド・ブラウンズとのワイルドカード戦もある。

コルバートはラポポートに、シーズン末にかけても腕の力が落ちる様子は見られなかったと話している(ロスリスバーガーは2019年に肘の手術を受けている)。

「昨年は手術を終えて、どうなるかは本当に誰にも分からなかった。シーズンが進むにつれて彼の腕の力が低下するようには見えなかった。われわれがチームとして沈んだのだ。ただわれわれが良くなかった」と言うコルバートは次のように続けた。

「例外なく、誰もシーズン序盤のわれわれのようなパフォーマンスを発揮できなかった。誰でもそれが現実ではないと思うものだろう。われわれは調子を下げた。全員がだ。彼のここにいたいという意思や、契約面でやってくれたことが励みになった。自分自身がプレーできるようにするだけではなく、この状況下でチームを助けようとしてくれた。物理的に、彼がいる場所に私はとてつもなく満足している。しかし、彼の考え方や彼自身やわれわれ、そしてチームメイトたちを助けるためにしてくれたことが、本当に大きいと思う」

ドリュー・ブリーズやフィリップ・リバースの引退によって、ロスリスバーガーはトム・ブレイディと共に年々少なくなる最年長組のQBの一人となっている。ロスリスバーガーは500万ドル(約5億5,000万円)のペイカットを受け入れ、3月にスティーラーズと新たな契約を結んでいる。

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