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レイダースがQBスミスをジェッツにトレード、ドラフト下位指名権を交換へ

2026年03月11日(水) 08:49

ラスベガス・レイダースのジーノ・スミス【AP Photo/Maria Lysaker】

ジーノ・スミスがキャリア最初の所属先に戻ることになった。

現地10日(火)、ラスベガス・レイダースが2度のプロボウル選出経歴を持つクオーターバック(QB)のスミスをニューヨーク・ジェッツへトレードすると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが情報筋の話をもとに報道。レイダースは2026年ドラフト7巡目指名権とスミスをジェッツに送り、見返りとして2026年ドラフト6巡目指名権を受け取ることで、次回のドラフトで指名順位を全体228位から208位へ上げることになる。

ペリセロは、レイダースがトレードを成立させるためにスミスの報酬の大半を負担し、ジェッツはリーグの最低基準をわずかに上回る金額でスミスを獲得するとつけ加えた。

放出される見込みだったスミスはトレードの報道を受けて「すべてが始まった場所に戻るなんて、まさにフルサークルモーメントだ」とラポポートに語った。

「新しいチームメイトやコーチ、そしてチーム関係者全員とつながり、ファンやコミュニティと新たな関係を築くのが楽しみだ」

このトレードは水曜日に新リーグイヤーが始まるまでが正式には成立しない。

2025年ハイズマントロフィー受賞者でインディアナ大学出身のQBフェルナンド・メンドーザを2026年ドラフト全体1位で指名すると予想される中、レイダースにとってスミスを擁する必要性はなくなった。両者は昨年4月に2年7,500万ドル(約118億5,735万円)の契約延長にサインしたが、その契約はどちらにとってもうまく機能せず、スミスは穴だらけのオフェンシブラインの背後で常にプレッシャーにさらされ、出場した15試合でキャリア最多かつリーグ最多となる55回のサックとリーグ最多17回のインターセプトを喫した。そうした中、チームはヘッドコーチ(HC)を務めていたピート・キャロルの下で3勝14敗という悲惨なシーズンを送った。

今回のトレードにより、スミスには先発の座を争うチャンスがもたらされる。そうした機会を求める35歳のスミスにとっては朗報だと言えるが、ジェッツの状況――2025年にジャスティン・フィールズ、タイロッド・テイラー、ドラフト外ルーキーのブレイディ・クックを次々と消耗させた――は残念ながらスミスがラスベガスで経験した状況と似ている。

それでも仕事には変わりない。ウエストバージニア大学出身のスミスは2013年にドラフト2巡目指名を受けたチームへ戻り、2010年代半ばに経験したものに似た不透明な状況に直面することになる。スミスはアーロン・グレンHCの下で先発の座をつかむチャンスを得るだろう。一方、グレンはHC就任初年度よりも大きな成功をジェッツにもたらすために、経験豊富なベテラン選手を起用することができる。また、ワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンやタイトエンド(TE)メイソン・テイラーは魅力的なターゲットとなるはずだ。

一方のレイダースは、期待に反してうまくいかなかったスミスとの関係に区切りをつけて前に進む。

【RA】