チーフスがスーパーボウルMVPに輝いた元シーホークスRBウォーカー三世と3年契約へ
2026年03月10日(火) 11:57
カンザスシティ・チーフスがフリーエージェント(FA)解禁を前に、バックフィールドの強化を目的として、シアトル・シーホークスでプレーしていたランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世と契約すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが報じた。
ウォーカー三世は2,870万ドル(約45億2,588万円)が完全保証される最大4,500万ドル(約70億9,632万円)の3年契約を結ぶとのこと。
契約が正式に成立するのは現地11日(水)に新リーグイヤーが始まってからだ。
25歳のウォーカー三世はおそらくキャリア最高のシーズンを終えたばかりであり、先月に臨んだニューイングランド・ペイトリオッツとの第60回スーパーボウルではシーホークスを勝利に導き、スーパーボウルMVPに輝いた。また、1月と2月の3試合で、プレーオフにおけるキャリー数(65回)、ランヤード(313ヤード)、タッチダウンラン数(4回)でいずれもNFLトップに立っている。
ウォーカー三世は2003年に元セーフティ(S)デクスター・ジャクソンがタンパベイ・バッカニアーズからアリゾナ・カーディナルスに移籍して以来、スーパーボウルMVPとして翌シーズンに新チームと契約する最初の選手となる。フリーエージェント制度が始まった1993年から数えても、わずか4人目だ。第31回スーパーボウルMVPのデズモンド・ハワードはグリーンベイ・パッカーズからオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)に移り、第30回スーパーボウルMVPのラリー・ブラウンはダラス・カウボーイズからレイダースに移った。
ラン攻撃を強化したいと考えているチーフスは、昨季に試合平均ランヤード(106.6ヤード)で25位、キャリー平均ヤード(4.21ヤード)で20位と低迷。シーズン終盤は特に苦戦し、最後の4試合ではいずれも100ランヤードを超えられなかった。カリーム・ハントやアイゼア・パチェコは厳しいシーズンを送り、いずれもキャリー平均ヤードが4.0ヤード未満にとどまっている。そうした中で、チーフスはアンディ・リードHC(ヘッドコーチ)の就任2年目以来、初めてプレーオフ進出を逃した。
ウォーカー三世は今オフシーズンのフリーエージェント市場で最も有力なランニングバックと見なされていた。クオーターバック(QB)パトリック・マホームズがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの回復を目指す中、チーフスは今オフシーズンにラン攻撃により重点を置く可能性がある。
シーホークスはサラリーキャップの余裕が十分にあるにもかかわらず、ウォーカー三世がFA市場を確かめることを容認した。ザック・シャルボネがプレーオフでACLを断裂した後、主力の役割を担ったのはウォーカー三世だ。そのウォーカー三世が退団することで、シーホークスにはバックフィールドに関する疑問が浮上している。
【RA】



































