ニュース

ドラフト前にマクベイHCと「秘密の会議」と行ったと明かすラムズQBシンプソン

2026年04月29日(水) 09:35

アラバマ大学のタイ・シンプソン【AP Photo/Caroline Brehman】

ロサンゼルス・ラムズがドラフトでクオーターバック(QB)タイ・シンプソンを指名したことに関する新たな情報が明らかになった。

現地27日(月)、シンプソンは『ESPN Radio(ESPNラジオ)』でイアン・フィッツシモンズに対し、ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイと“数時間”におよぶ秘密の会議を行ったと明かした。

『ESPN』のサラ・バーショップによると、シンプソンは月曜日に「できるだけ長く秘密にしておこうとしていた」と語ったという。

「彼らは俺に興味を持っていたけど、それを秘密にしたがっていて、誰にも知られたくないと考えていたことは分かっていた。だから、マクベイコーチと何度か秘密の会議をして、指示された通りに振る舞い、誰にも話さないようにしていた」

シンプソンは木曜夜、ドラフト前にラムズとは短時間しか会っていないと語っていたが、今回のニュースはその発言を修正するものとなっている。シンプソンが月曜日に伝えた実情は、2人のフットボール関係者が“何時間も”話し込んだというものだった。

「とにかくフットボールの話をした」と明かしたシンプソンはこう続けている。

「ひたすらフットボールの話をしたんだ。まるでお菓子屋に来た子どものようだった。2人でずっとやり取りを続けていた。彼がどれだけこのゲームに夢中か、そしてクオーターバックのプレーをどれだけ大切に思っているかが、はっきりと伝わってきた」

「それは本当にありがたいことだし、うれしいことだ。このポジションでプレーするのが本当に好きだし、大切に思っているからね。だから、彼と一緒に過ごし、彼のことを知り、もし幸運にも加入できたらどんな指導を受けることになるのかを垣間見ることができたのは、これ以上ないほど理想的な状況だった」

マクベイHCとの面会について何も話さないようシンプソンに指示したのは理にかなっている。ラムズが本気で興味を持っていることを誰か――例えばアリゾナ・カーディナルス――が少しでも察知していた場合、ドラフト13位指名権を持っていたラムズの順位を上回り、アラバマ大学出身のシンプソンを先に指名していたかもしれない。

火曜日、ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』に出演した際に自身の見解を述べ、ラムズが関心を公にしない戦略が功を奏した後もシンプソンがチームとのつながりについて口を閉ざしていた理由を説明した。

スニードGMは「皆さんもショーンのことはご存じだろう。彼が実際に会わずにQBを指名するなんてあり得ない。タイは指示通りに動いてくれた。私たちは本気で他チームに知られないようにしていた。彼がこちらに来たときに接触することができた。彼は翌日にチームを訪れてくれたんだ。そこで“よし、私たちに会ったことを公表していい”と言えた。そして今に至るというわけだ!」と述べている。

シンプソンが経緯を明らかにしたことで、指名直後のマクベイHCのボディランゲージをめぐる懸念の一部は解消されるかもしれない。マクベイHCの反応は、少なくとも1、2年は出場しない可能性があるクオーターバックをドラフト全体13位で指名することに同意していないようにも見えるものだった。そのような印象を与えた記者会見以降、ラムズはマクベイHCの“不機嫌そうな”態度について説明を試みてきた。シンプソンが実はドラフト前に2人で長時間の話し合いをしていたと明かしたことは、そうした騒ぎの一部を鎮める助けにはなるが、すべてを収束させるには至っていない。

【RA】