トレーニングキャンプが始まった今週、リーグが現地27日（火）の夜に最新のキャンプおよびプレシーズンのCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）プロトコルを各チームに送付した。その中で目立つのが、追跡デバイスの装着もしくは要求されたウイルス検査の結果提出を拒んだ場合、ワクチン接種の状況を問わず、すべての選手に対して懲罰が科される点だ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが取得した覚書に示されたプロトコルは依然ワクチンを接種していない選手に対して厳しく、“そうすることで運動的活動に従事する能力を妨げる場合を除き”ウエイトルームでのリフティングや練習中を含めた常時のマスク装着をそういった選手に求めている。

最新の覚書が送られる5日前にはNFLが各チームに対し、2021年のレギュラーシーズンではワクチンを接種していない選手の中で新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが起こった場合、没収試合につながることを通達している。

ペリセロは火曜日に、85％のNFLプレーヤーが少なくともワクチンを1回接種していると報じた。

リーグとNFL選手会の間で合意された内容に基づく今回の覚書によれば、前述の追跡デバイスの装着と検査結果の提出拒否に対し、それぞれ5万ドル（約550万円）と1万4,650万ドル（約160万円）の罰金が科されるという。

また、ワクチン未接種の選手がバーやコンサート、スポーツイベント等を控えるという制限に従わなかった場合も、同じく1万4,650万ドルの罰金が科される。

ペリセロが伝えたその他のプロトコルの調整点としては、ワクチン未接種でインアクティブの選手はサイドラインでマスクを着用しなければならない点や、心臓検査が求められるのは中度から重度の症状を示した特定のケースのみになった点がある。

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