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ワシントンの選手のワクチン接種率の低さに憤るリベラHC

2021年07月28日(水) 14:29

ロン・リベラ【AP Photo/Chris Szagola】

ワシントン・フットボール・チームのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラが現地27日(火)、チームの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種率に“非常にいらだっている”と話した。

リーグの半数近くのチームで選手のワクチン接種率が90%に到達した一方、火曜日の時点でワシントンの接種率は50%にとどまっているとリベラは明かしている。

「失望する状況だ。昨年はわれわれがCOVIDに対抗する上でナンバー1のチームだったことを踏まえればなおさらだ」とリベラHCはコメントした。

「うちの選手たちはバブルの中にとどまるという課題に挑戦し、ほとんどの部分で正しくやり遂げ、われわれには2件の状況しかなかった。その双方がアクティブな53名ロースターに含まれないメンバーであり、COVIDフリーであったという点でわれわれにとってはポジティブだった。今は何らかの理由によってワクチンに対して消極的だ」

先月初め、ワシントンは選手に選択について情報を共有すべくワクチンの専門家を招いていた。リベラによれば、その時点でチームのワクチン接種率は50%に届いていなかったという。

先週にはNFLが各チームに対し、今季にワクチンを接種していない選手の中でアウトブレイクが発生し、スケジュール調整が不可能な場合、没収試合になると通告している。また、COVID-19によってキャンセルされた試合に関しては両チームの選手がその試合に対する支払を受けることができない。一部の選手からはこの方針に対して不満の声が上がっていた。

「彼らと連絡をつけ、なぜこれが彼らだけではなく、彼らの周りにいる人々にとっても重要なのかを理解させたい」とリベラHCは言う。

「彼らだけではなく周りの人々に関係するという点が、彼らの注意を引く可能性があるところだと思う。これは全員のチョイスであり、全員の決断だが、彼らが足並みをそろえて、何が問題なのかを理解することを願うばかりだ。私は本当に失望している。非常にいら立っている」

ワシントンのコーチングスタッフについては全体がワクチンを接種している。昨年にがんと戦ったリベラHCは、免疫力が落ちていることからワクチン未接種の人々の中ではマスクを着用しているという。リベラHCは去る1月にがんのない状態だと診断されている。

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