これまでピッツバーグ・スティーラーズが戦ったプレシーズンゲームではクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーがサイドラインに立ったまま2試合が経過したが、現地21日（土）に控えるデトロイト・ライオンズ戦でついにロスリスバーガーが登場する。

チームは“ビッグベン”ことロスリスバーガーの出場時間について明かしていないものの、攻撃コーディネーター（OC）を務めるマット・カナダのオフェンスとして初戦に挑むロスリスバーガーは多くのプレー時間を要求している。

『Associated Press（AP通信）』によると、ロスリスバーガーは19日、「できるだけ、たくさんのレップスに参加したい。フットボールのフィールドに入るのも、本気モードのレップスに参加するのも数カ月ぶりになる。新しくもあるし、できる限りのことを得たいと思っている」と話したという。

ヘッドコーチ（HC）のマイク・トムリンは準備期間にあたるプレシーズンの試合でロスリスバーガーにどの程度のプレー機会を与えるかについて口を閉ざしており、チームが新しいオフェンスを導入していなければ、39歳のロスリスバーガーが今回のプレシーズンでサイドラインを離れることは一切なかっただろうと述べた。

「もし彼がこれまでやってきたのと同じオフェンスのシステムであれば、おそらくプレーすることはなかっただろう。そのアプローチは過去にも取ったことがある。ただ、彼にとってはスタジアムに入り、マットとコミュニケーションを取り、レギュラーシーズンに入る前にドライランからやるべきことをやるというのは良いことだと考えている」

プレシーズンの2試合で見られたように、カナダOCのオフェンスは以前に比べてスナップ前の動きやフォーメーションに多くの違いがある。レギュラーシーズンに向けてロスリスバーガーがエキシビションゲームであれタイミングをつかむことは非常に重要だ。

ロスリスバーガーは「新しいことがたくさんあるから、そういう環境の中でできるだけ多くの時間を得られるようにしたいと思っている」とコメントしている。

ロスリスバーガーとスティーラーズの面々が対戦するライオンズとの試合は日本時間22日（日）8時30分にキックオフ予定だ。

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