インディアナポリス・コルツのクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツがCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）リストから外れた。シーズン第1週に間に合うかどうかはもうすぐ分かるだろう。

現地2日（木）にウェンツとセンター（C）ライアン・ケリー、レシーバーのザック・パスカルがリザーブ／COVID-19リストからアクティブに戻されたことをコルツが発表した。コルツはウェンツのリスト入りを月曜日に明かしており、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロはこの3名すべてが陽性になったスタッフとの接触によってハイリスクな濃厚接触があったと判断されたと伝えている。

NFLとNFLPA（NFL選手会）が定めるプロトコルによれば、ワクチン接種が完了していない選手がハイリスクな濃厚接触があったと判断された場合は5日間の隔離が必要になり、検査で陰性が出て無症状である限りは、5日間が終了した後にチームに復帰可能だとされている。ウェンツとケリー、パスカルが木曜日にCOVIDリストから外れているということは、密接な接触があった日はリスト入りが明かされた日よりも前だったことになる。

これらの状況が、ウェンツとコルツにとってきわめて重要なことを示している。足の負傷からの回復具合を見るべく、ウェンツには来週の練習にフル参加するチャンスがまだある。その回復具合によって、コルツのシーズン開幕戦に出場できるかが決まるだろう。

コルツのヘッドコーチ（HC）フランク・ライクは報道陣に対し、ウェンツが木曜日のチーム練習の大部分に参加するものの、ある程度の制限はまだあると語っていた。ウェンツに対するプランとしては、来週の水曜日にフル稼働して、そこで何らかの妨げがなければ、シーズン第1週のシアトル・シーホークス戦に先発することが想定されている。

ウェンツが出場不可能となれば、バックアップQBのジェイコブ・イーソンがその代役を務める。もう1人のバックアップ要員であるQBサム・エリンガーは、レシーバーのT.Y.ヒルトンやデズモン・パットモンと共に木曜日に故障者リザーブ（IR）リストに置かれた。

これから72時間ほどで、コルツはどのように進めていくか決断するだろう。それがチームの新先発QBと共にあることを願うばかりだ。

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