10シーズンを経て元タイタンズDEジャーレル・ケーシーが引退を発表
2021年09月03日(金) 00:23NFLで最も過小評価されたインテリアディフェンダーの1人として10年を過ごしたジャーレル・ケーシーがキャリアを終える。
テネシー・タイタンズは現地2日(木)、5度のプロボウラーの引退を発表した。31歳のケーシーは2011年から2019年までタイタンズで9シーズンを過ごし、2020年はデンバー・ブロンコスで3試合をプレーした。
「今日はジャーレルと彼の家族、そしてタイタンズファミリーにとって誇らしい日です」とタイタンズのオーナー、エイミー・アダムス・ストランクは声明の中で述べた。「フィールド上とコミュニティー内の両方で選手が達成できることを示すのに、ジャーレルほど素晴らしいモデルはいません。5度のプロボウル選出と2度のコミュニティー・マン・オブ・ザ・イヤー受賞という彼の経歴は、他の人々が見習うべき素晴らしいレガシーの一部です。彼はコミュニティー内の複数の組織で大きな役割を果たすことによって、他者の生活を良くしようという情熱を輝かせていますが、それはより目立たない個人レベルの日々の交流でも輝いています」
「フィールド上で彼は力となり、彼の在籍中に私たちが成功の文化を再建しようとする中、基準を確立する助けとなってくれました。最終的にはAFCチャンピオンシップゲームに進んだ2019年のチームでキャプテンを務めてくれています。この組織全体を代表して、彼のファンタスティックなキャリアを祝福したいと思います。彼は常にタイタンズファミリーの一員です。私は次に何が彼を待っているのかを楽しみにしています。それが何であろうと、これからも彼は周囲の人々のために努力し続けることは分かっていますから」
素早いポケットラッシャーとしてケーシーはタイタンズで活躍したが、大半をバックフィールドで過ごしたため、オフェンスを崩すかく乱要素としてはしばしば見過ごされてきた。2020年は二頭筋のけがでシーズンの大半を欠場し、2月にブロンコスからリリースされて以降はフリーエージェントとなっていた。
10シーズンのキャリアで通算51回のサック、トータル507回のタックルを記録した。
2015年から2019年まで連続してプロボウルに選ばれており、5年連続というのは同じ期間のインテリアディフェンダーとしては、DEアーロン・ドナルド、ディフェンシブタックル(DT)ジーノ・アトキンスとDTフレッチャー・コックスしか他にいない。また、2013年から2019年まで毎シーズン最低5回のサックと40回のタックルを記録した選手はケーシーを含めて5人しかおらず、残りはカライス・キャンベル、カルロス・ダンラップ、チャンドラー・ジョーンズ、キャメロン・ジョーダンとなっている。
NFLマン・オブ・ザ・イヤーに2度ノミネートされており、サック数ではタイタンズ/オイラーズの歴史で7位にランクインしている。
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