クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー（WR）オデル・ベッカムが現地12日（日）に控えるカンザスシティ・チーフスとの一戦を前に、クエッショナブル登録された。

ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂からの復帰を目指すベッカムは今週の練習に限定メニューで参加している。

ヘッドコーチ（HC）ケビン・ステファンスキーはベッカムのステータスについて問われ、「今日は限定的だったはずなので、同じような選手はすべてここからの48時間を使って、誰がプレーできて誰がプレーできないのかを判断していく」と明かしている。そして最終的には「試合の90分前にお知らせする」と付け加えた。

ベッカムの状態に関して、クエッショナブルであること以外に詳細はあるかと聞かれたステファンスキーHCは「特になし」と回答。

2020年シーズン途中に負傷離脱して以来、地元メディアの前で話す機会のないベッカムは、ブラウンズの練習中にフルコンタクトもなければ膝へのヒットも受けていない。

ステファンスキーHCはベッカムの状態が後退したわけではないとしながら、日曜日に行われる昨季AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）王者との決戦にベッカムが間に合うかどうかについては口を閉ざしている。

「どんなケガであれ、リハビリ中の選手は誰もが医師のアドバイスに従い、リハビリのプロセスを進めるようにしており、それは彼も同じだ」

ステファンスキーHCはベッカムの状態を語ろうとせず、特に、開幕に間に合うタイムラインが見込まれる選手のシーズン初戦の出場可否となれば、通常、コーチたちは楽観さを装うものだが、その様子とは正反対と言える。ベッカムの状態はキックオフの目前まで、注目を集めることは間違いないだろう。

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