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ブレイディは「NFL史で最高の選手」と賛辞を送るベリチックHC

2022年02月03日(木) 17:18
ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディとヘッドコーチ（HC）ビル・ベリチック【AP Photo/Carolyn Kaster】

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トム・ブレイディがNFLからの引退を発表した翌日、スポーツ界全体とエンターテインメント界から広く称賛の声が上がる中、彼の元ヘッドコーチ（HC）が輪に加わった。ビル・ベリチックの送った言葉は、1人の選手に与えることができる最大の賛辞だった。

「究極の競争者であり勝者であるトム・ブレイディをドラフト指名し、コーチすることができて私は幸運だった」と声明の中でベリチックは述べた。「トムはプロフェッショナルフットボールでつつましやかなスタートを切りながら、最終的にはNFL史で最高の選手となって終わった。トムは一貫して競争相手に対して最高レベルのパフォーマンスを見せ、食い止めるべきナンバーワン選手であり続けた。上を目指し続ける彼の姿はインスピレーションを与えた。トムはフィールドの上でも外でもプロフェッショナルであり、気品、完全性と思いやりを内に備えていた。絶えず上を目指し続け、20年にわたって私とニューイングランド・ペイトリオッツにポジティブな影響を与えてくれたトムに感謝したい」

これを受けて、ブレイディもすぐに『Instagram（インスタグラム）』のアカウントを通じて反応した。「ベリチックコーチ、ありがとう。あなたの指導を受けることができて良かった。NFL史に残る最も偉大なコーチです」

2人は勝利に彩られた20年間に及ぶ長きパートナーシップによって、それぞれの地位を固めた。ペイトリオッツはスーパーボウルを制すること6回、AFCチャンピオンシップでの優勝9回、AFC東地区タイトル17回をベリチックとブレイディの力で達成している。彼らほどの成功を収めたNFL王朝はスーパーボウル時代に入る後にも先にもない。

2人のアイコンは2年前、ペイトリオッツとブレイディが別離を決め、TB12がタンパベイ・バッカニアーズとサインする前にも同様の言葉を送り合っていた。ベリチックはブレイディのことを“歴代最高のクオーターバック”と呼び、ブレイディはコーチとチームに多くの感謝を述べて、自分を“永遠のペイトリオット”と評した。現地1日（火）に行われたブレイディの引退発表ではベリチックとニューイングランドへの言及がほとんどなかったが、このソーシャルメディアを通じたやりとりを見ると、最も偉大なHCーQBコンビの間に遺恨らしきものは残っていないようだ。

「究極のライバル。ビル・ベリチックからトム・ブレイディへの声明です」

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