マイアミ・ドルフィンズがまた一人、有名選手をオフシーズンに獲得する可能性に向けて動いている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、フリーエージェント（FA）のパスラッシャーであるメルビン・イングラムが現地12日（火）にドルフィンズを訪問するという。

イングラムはキャリア最初の9年をロサンゼルス・チャージャーズで過ごし、昨オフシーズンはピッツバーグ・スティーラーズと契約。スティーラーズでは6戦にしか登場しないまま、自分の役割に関する問題からトレードを要求していた。イングラムはカンザスシティ・チーフスに移り、シーズンに終盤かけて活躍している。

チーフスとのレギュラーシーズン9試合でイングラムはサック1回、クオーターバック（QB）ヒット5回を記録。その生産性はポストシーズンにさらに上昇し、3試合でサック2回、QBヒット3回をマークした。イングラムがチーフスのフロントに加わったことでチームが後半に勢いづいただけではなく、32歳の選手にまだ力があることが証明されている。

ディフェンシブエンド（DE）エマニュエル・オグバとの再契約を含め、ドルフィンズはオフシーズンに頑健な守備陣の多くを維持した。オグバの逆サイドにはクリスチャン・ウィルキンスがいるものの、イングラムのような選手を追加できれば、デプスが深まり、サードダウンでのパスラッシュの勢いが増すだろう。

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