このオフシーズンに次々と話題になってきたチームがある。クオーターバック（QB）カイラー・マレーの契約延長をめぐる騒ぎや、ワイドレシーバー（WR）マーキス・ブラウンをドラフト初日にトレードで獲得したこと、そして、WRディアンドレ・ホプキンスの出場停止処分。すべてアリゾナ・カーディナルスに起こったことだ。

そういった流れが、ドラマを形作る要素となっていく。NFLは現地23日（月）、“Hard Knocks In Season（ハードノックス・イン・シーズン）“が2回目のシリーズでカーディナルスを取り上げると発表した。

このシリーズは今秋、シーズン後半に『HBO』で初公開され、『HBO Max』でもストリーミング配信される。

Bringing the heat to #HardKnocks 🔥

Coming this November on HBO/HBO Max pic.twitter.com/z1dDLN4G76

— Arizona Cardinals (@AZCardinals) May 23, 2022

「#HardKnocksを熱くする」

「11月、HBOとHBO Maxで公開」

過去20年において、ハードノックスはトレーニングキャンプやシーズン開始時のチームの舞台裏をファンに届けてきた。しかし、2021年にはシーズン中のチームを追いかける第二のシリーズが誕生し、インディアナポリス・コルツが特集された。“Hard Knocks In Season: The Indianapolis Colts（ハードノックス・イン・シーズン：インディアナポリス・コルツ）”はラインバッカー（LB）ダリウス・レナードやランニングバック（RB）ジョナサン・テイラーらの姿を追い、序盤に苦戦していたチームがNFLでも最も熱いチームへと様変わりしながらも、プレーオフまであと一歩のところでシーズンを終えるのを見届けている。

2022年シーズン中にハードノックスがアリゾナ州グレンデールに降り立ったときに、カーディナルスがどういった状況になっているかが、初めてカーディナルスを取り上げるこのシリーズの筋書きを決定づけるだろう。

マレーとその代理人はこのオフシーズンにカーディナルスの未来を担うQBになりたいと望んでいると明かす一方、契約延長を求めていた。しかし、これはまだまとまっていない。また、カーディナルスは“ハリウッド・ブラウン”をWR陣に加えたものの、リーグのパフォーマンス向上薬に関する規定違反でホプキンスを6試合にわたって失うことになる。さらに、RBジェームズ・コナーと再契約を結びながらも、フリーエージェンシーでアウトサイドラインバッカー（OLB）チャンドラー・ジョーンズやWRクリスチャン・カーク、RBチェイス・エドモンズらが流出した。

8月には“Hard Knocks: Training Camp with the Detroit Lions（ハードノックス：トレーニングキャンプ・ウィズ・デトロイト・ライオンズ）”がオフシーズンを盛り上げる。その後、今度は“Hard Knocks In Season: The Arizona Cardinals（ハードノックス・イン・シーズン：アリゾナ・カーディナルス）”がファンを熱くするだろう。

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