ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ（HC）ロバート・サラーは現地9日（火）、オフェンシブタックル（OT）マカイ・ベクトンが膝頭を骨折し、このままシーズン終了となる可能性が高いと明かした。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロによれば、ベクトンは月曜日のセッション中に右膝頭を剥離骨折したという。ベクトンは10日に外科医の診察を受けることになっている。サラーHCはベクトンがセカンドオピニオンを求める予定であることも報道陣に明かしている。

2020年ドラフト全体11位の指名を受けてジェッツ入りしたベクトンは、まだ若いプロキャリアの中で度重なる不運なケガに見舞われてきた。ルーキーシーズンは胸を負傷し、2021年シーズンは第1週に膝を痛めて故障者リザーブに送られ、わずか48回のスナップでレギュラーシーズンの戦いを終えることになった。

ベクトンは大柄なサイズ感でありながらアジリティ（敏しょう性／すばしっこさ）を持つ、まれなプレーヤーとして高い期待が寄せられていた。360パウンド（約163kg）以上の体格で驚くべき速さを見せる俊足のブロッカーは、2020年NFLスカウティングコンバインの40ヤード走で5.1秒をたたき出し、見学者を唖然とさせた。

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