デンバー・ブロンコスのスターセーフティ（S）ジャスティン・シモンズはポストシーズンの試合に出場したことがないまま7年目を迎えた。

2015年シーズン、ブロンコスの第50回スーパーボウル優勝を受けて、ブロンコスはドラフト3巡目でこのプレーメイキングセーフティを指名した。それ以来、チームは一度もプレーオフに出場していない。

新しいコーチングスタッフとクオーターバック（QB）ラッセル・ウィルソンを擁するブロンコスにおいて、シモンズは現地16日（火）の“Good Morning Football（グッドモーニング・フットボール）”で、ポストシーズン未出場の連鎖を終わらせるチャンスがあることを気に入っていると語った。

シモンズは「プレーオフについて話すとしたら、俺はとても興奮している」と話している。

「あなたが言ったように、俺はちょうどブロンコスがスーパーボウルを制覇した翌年にドラフトされて、それ以来俺が経験した最高の記録は、9勝7敗でプレーオフを逃したことだ。みんなプレーオフに飢えているし、明らかにラス（ラッセル・ウィルソン）も飢えている。ハングリーで才能あるグループ、それが俺の楽しみでもある。その気持ちさえあれば、自分たち自身に負けない限りプレーオフに出場し、最終的にはロンバルディトロフィーを掲げるチャンスがあると感じているよ」

シモンズの最初の6シーズンの間、ブロンコス守備陣には才能があったものの、カンザスシティ・チーフスが支配するAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）西地区の競争に勝利することができなかった。過去2シーズンでブロンコスは地区最下位に終わっている。

ウィルソンがオフェンスを指揮し、スキルポジションには豊富な武器があり、ディフェンスにはまだ重要な選手が残っているため、デンバーには楽観論があふれている。しかし、彼らは同様に、同地区ライバルのアップグレードを今シーズンに見てきた。

AFC西地区は2022年のフットボール界で最もタフな地区となるが、シモンズはそれを苦にしない。28歳のシモンズは次のようにコメントした。

「自信のレベルは過去最高だと思う。AFC西地区というフットボール界最高の地区でプレーすることは、挑戦的ではあるけれど、楽しいことだろう。俺は、ラス（ラッセル・ウィルソン）のデンバー・ブロンコスへの移籍が正式に発表された最初の会見で、彼が核心をついたと思うんだ。”俺は競争を恐れていない。俺は最高のレベルと対戦して成長したいし、そのためにAFC西地区以外に良い地区はない”と言ったよな。（ジャスティン）ハーバート、（デレック）カー、（パトリック）マホームズと年2回対戦して、そのオフェンスがどれだけ才能があるかということは明らかだけど、それはチームとしてなんだ。それに、こういうチームが獲得したディフェンス陣についても同じ。俺はちょうどこのチームとの試合で行われようとしている、自然な競争というものを本当に楽しみにしている。俺らだけでなく、ファンの皆もその試合を見るのが楽しみだろう。とてもクールなものになるだろうし、その試合ではたくさんの花火が上がるだろうね」

もしブロンコスがポストシーズンに戻るとしたら、AFC西地区のトップとなるために、彼らは自分自身で多くの花火を打ち上げなければいけないだろう。

【AK】