レギュラーシーズン開幕を数日後に控える中、テネシー・タイタンズが痛手を負っている。

プロボウルに選出された経歴を持つラインバッカー（LB）ハロルド・ランドリーがACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂したと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に報じた。

AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区のディフェンディングチャンピオンにとって、これは残酷な打撃だと言えよう。

2021年シーズンにサック12回を記録してNFLで10位に輝いたランドリーは、タイタンズ守備陣にとって要となる存在だ。昨季はさらに、相手に脅威を与えるエッジラッシャーとしてクオーターバック（QB）ヒット22回、タックルフォーロス14回をマークしている。

そのようにキャリア史上最高のシーズンを過ごしたランドリーは、今年3月にタイタンズと5年8,750万ドル（約122億5,494万円）の契約延長にサインした。

タイタンズは破壊力のあるディフェンシブフロントと成長しつつある若手のセカンダリーがそろう魅力的な守備陣を擁しているものの、シーズンが開幕してもいない中でランドリーを失ったことでその魅力はいくらか減少している。ランドリーの負傷により、昨オフシーズンにチームと契約するも精彩を欠く成績を残したアウトサイドラインバッカー（OLB）バド・デュプリーには、不調を脱してエッジからの破壊者になることへのプレッシャーが以前にも増してかかるだろう。

【RA】