今シーズンまだプレーしている姿を見せていないシカゴ・ベアーズのコーナーバック（CB）カイル・フラーが少なくともさらに8週間、試合に出場することはない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地27日（火）、フラーが故障者リスト入りしたと報じた。8週間後に復帰する可能性はある。

フラーは昨季、16試合に出場しており、ベアーズのコーチたちからは2016年がフラーの飛躍の年になると信じられていた。残念なことに、今シーズン絶望というわけではないにしろ、膝の負傷はフラーの今季の大半を台無しにしてしまった。

フラーはトレーニングキャンプ中に膝を負傷し、8月中旬には膝関節鏡視下（かんせつきょうしか）手術を受けていた。

すでに人手やタレント不足に陥っているベアーズのディフェンス陣にとってフラーの長期離脱は痛いニュースだ。守備コーディネーター（DC）ビック・ファンジオはCBトレイシー・ポーターと対にしてCBのブライス・キャラハン、ジャコビー・グレンや新人のディオンドレ・ホールなどの若手をセカンダリーに起用するつもりだ。

開幕3戦で全敗を喫しているベアーズの今シーズンはすでに終了した感じも否めない。ヘッドコーチ（HC）ジョン・フォックスはもう若いプレーヤーたちに照準を合わせるべきなのではないか。