NFLシーズンの開幕は現地11日（日）に多くのエキサイティングな試合をもたらしたが、それだけではない。

NFLがeスポーツ企業の“Enthusiast Gaming（エンスージアスト・ゲーミング）”と協力し、過去と現在のNFL選手とゲーム界の著名人を起用した新しいeスポーツシリーズ“Tuesday Night Gaming（チューズデー・ナイト・ゲーミング）”を開始した。Tuesday Night Gamingは9月13日（火）アメリカ東部時間18時30分から始まり、NFLシーズン中、毎週火曜日に米国とカナダの『YouTube（ユーチューブ）』上でライブ配信される。

NFL選手やレジェンド12名が、6名のゲームクリエイターと交代でチームを組み、さまざまな人気ゲームで対戦を行う。『Madden NFL 23（マッデンNFL23）』や『Rocket League（ロケット・リーグ）』、『Fortnite（フォートナイト）』などの人気タイトルを含め、毎週3つのゲームで対戦を行う予定だ。

NFL選手としては、タンパベイ・バッカニアーズのランニングバック（RB）レナード・フォーネットやフィラデルフィア・イーグルスのセーフティ（S）チョーンシー・ガードナー・ジョンソン、デトロイト・ライオンズのワイドレシーバー（WR）アモン-ラ・セント・ブラウンなどが参加し、ブライアン・オラクポ、デショーン・ジャクソン、ロバート・グリフィン三世といったレジェンドも参加する。彼らはゲーム界で特に有名なコンテンツクリエイターと協力し、フットボールとeスポーツの世界を融合させ、エンターテインメント性の高いバーチャルアクションを実現させていく。

各週のゲーム終了後、成績に応じてチームがランク付けされ、上位4チームがシングル・エリミネーション方式のプレーオフに進出できる。最後に残ったチームがNFLのTuesday Night Gamingシーズンの初代チャンピオンに輝く。

対戦は毎週行われ、3回のバイウイークが設けられている。その数週間でシリーズは家族向けの内容に転換されていき、家族連れや若い世代のファンがお気に入りのNFL選手やゲーマーと一緒にプレーできるように企画されたプラットフォーム『NFL Family Game Night（NFLファミリー・ゲーム・ナイト）』でも競い合うことになっている。

NFLがシーズン第1週の全試合を終えてから一夜が明け、今度はTuesday Night Gamingが始まった。フットボール界のトップアスリートたちがゲーム界のエリートたちと共に盛り上げていけるかどうか、今後の展開を見守ろう。

【RA】