そうはならないと保証されていたにもかかわらず、ニューオーリンズ・セインツが日毎に様子を見ているクオーターバック（QB）ジェイミス・ウィンストンはもう1日の休養を必要としている。

ウィンストンは現地29日（木）の練習に参加していなかった。練習欠席は2日連続になる。こういった欠席にもかかわらず、セインツは先発クオーターバックに変更はないという姿勢を貫いている。

セインツの攻撃コーディネーター（OC）であるピート・カーマイケルは木曜日に「彼らは今日の彼にとって最良の決断をしたと思う。当然、先週のプランでは彼は1週間を通じて制限されることになっていたし、明日はどうなるか見てみよう」と話した。

「だが、単に1日の状況を見てプランの一部としてそうなったというだけだ」

「プランとしてはその日に彼がどういった感じかを見て、彼が出られるかどうかを確認するという形だった。明日は出られるといいね」

練習ではベテランバックアップのアンディ・ダルトンが先発のスナップを担当しており、日曜日にロンドンで実施されるミネソタ・バイキングス戦でウィンストンがプレーできない場合は先発出場する見込みだ。ウィンストンの代役が必要になったとしても、セインツには十分な構えがある。

カーマイケルOCは「（ダルトンは）われわれが何をやっているか、どういったプランなのか分かっている。アンディのことはかなり信頼している」とコメントした。

ダルトンには先発を務めるにふさわしいキャリアがある。2011年から2019年にシンシナティ・ベンガルズでスターターの役割を担ったダルトンは、2020年にダラス・カウボーイズでも9試合に先発。テキサスクリスチャン大学出身のダルトンは昨シーズンにシカゴ・ベアーズで6試合に先発出場した後、NFLでもトップクラスのバックアップQBとしてセインツに加わっている。

2021年にウィンストンをシーズン終了のACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂で失ったセインツにとって、クオーターバックに関する最悪のシナリオは決してなじみのないものではない。ウィンストンは現在、背部と足首の負傷をかかえており、過去2試合に先発しながらも苦戦していた。

ウィンストンが日曜日に欠場する必要がある場合、セインツは喜んでダルトンを起用するだろう。しかしながら、実際にどうなるかは現時点では日々の状況による。バックアップが必要になるかは週末に分かるだろう。

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