元NFL選手のギャビン・エスコバルを含む2人のロッククライマーが南カリフォルニアにある山の頂付近で亡くなっているのが発見された。当局によれば、死傷者の通報を受けた救助隊が出動したという。

カリフォルニア州リバーサイド郡消防局が『Twitter（ツイッター）』で明かしたところによれば、救助隊は遭難の知らせを受け、現地時間12時30分頃にアイディルワイルド付近のタクイッツ・ロックに出動したという。

チームは山奥の急峻なエリアを何とか登攀し、身元不明の2名のクライマーが現場で亡くなっているのを発見したと、リバーサイド郡消防局は述べている。

木曜日になって、2人の身元が33歳のチェルシー・ウォルシュさんと31歳のエスコバルだということが判明した。

遭難が起こった当日の早い段階で少量の雨が降っていたものの、当初の判断としては、天候が死亡事故につながった要因だとは特定されていない。

エスコバルは2月にロングビーチの消防士に採用されていたという。

サンディエゴ州立大学出身で2013年の2巡目指名を受けたエスコバルは、かつてはタイトエンド（TE）としてダラス・カウボーイズで2013年から2016年までバックアップの役割を務めていた。その後はカンザスシティ・チーフス、ボルティモア・レイブンズ、クリーブランド・ブラウンズ、マイアミ・ドルフィンズに短期間所属し、2019年に今は活動を停止したアライアンス・オブ・アメリカン・フットボール（AAF）の選手としてフットボールキャリアを終えている。NFLでは7試合の先発を含む64試合に出場し、キャッチ30回、333ヤード、タッチダウン8回をマークした。

タクイッツ・ロックは花崗岩の急峻な崖で、クライマーに人気があるスポットだ。

ロサンゼルスから来た2人のクライマーは2,000メートル地点から岩の上に60メートル転落して亡くなったと『Los Angeles Times（ロサンゼルス・タイムズ）』が伝えている。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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