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9月の月間最優秀選手にレイブンズQBジャクソン、イーグルスQBハーツなど

2022年09月30日(金) 13:34

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Nick Wass】

2022年シーズンが開幕してから最初の1カ月を通して、ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは毎週のようにランでもパスでも驚異的なパフォーマンスを発揮した。

3週間を終えた時点で、ジャクソンはタッチダウンパス10回を含め、トータル12回のタッチダウンを記録してリーグトップに立っている。

現地29日(木)朝、9月のNFL月間最優秀選手賞の受賞者が発表され、素晴らしいスタートを切っているジャクソンの名前が呼ばれた。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手に選ばれたジャクソンは、2勝1敗のスタートを切ったレイブンズの各試合でセンセーショナルな活躍を見せており、これまでに749パスヤード、前述の通りタッチダウンパス10回を記録しており、パスを88回中56回成功させてインターセプトは2回しか喫していない。

今月、キャリアで11回目の100ランヤード超えを達成してNFL歴代最多記録を更新したジャクソンは、通算で243ランヤード、タッチダウンラン2回も追加している。

ジャクソンが攻撃部門の月間最優秀選手に選ばれるのはキャリアで2度目だ。1回目は2019年11月のことで、ジャクソンはこのシーズンにAP通信年間MVP賞を獲得している。

もう1人のダイナミックなデュアルスレットQBであるフィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツもNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手賞に輝いた。イーグルスを3勝0敗に導く中で、ハーツは9月中にトータル7回のタッチダウン(うちパスは4回)をマーク。NFCで最多の916ヤード(パス98回中66回成功)を投げ、インターセプトはわずか1回だ。また、パサーレーティングはNFCで最も高い106.5を記録している。さらに、ランでは167ヤードを稼いだ。

木曜夜を迎えるまで無敗となっていたマイアミ・ドルフィンズ。それを支えているのは注目を浴びている攻撃陣だけではない。ドルフィンズは守備陣も素晴らしい活躍を見せており、それはフリーエージェント(FA)だったアウトサイドラインバッカー(OLB)メルビン・イングラムを迎え入れたことによるところが大きい。イングラムはサック2回、タックルフォーロス3回、フォースドファンブル1回、パスディフェンス1回、ファンブルリカバー2回を記録。そのうち1回のファンブルリカバーはタッチダウンにつながっている。そうした見事な貢献を果たした結果、イングラムはAFC守備部門月間最優秀選手賞を手にした。

タンパベイ・バッカニアーズの守備陣はこれまでのところ傑出しており、インサイドラインバッカー(ILB)デビン・ホワイトにも同じことが言える。そのホワイトはNFC守備部門月間最優秀選手に指名された。ホワイトは今季これまでに24回のタックル(試合平均8回)、サック3回、タックルフォーロス3回、パスディフェンス2回、フォースドファンブル1回を2勝1敗のバッカニアーズで記録している。

AFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手賞に輝いたのは、パント平均49.6ネットヤードを記録してNFLで首位に立つカンザスシティ・チーフスのパンター(P)トミー・タウンゼンドだ。タウンゼンドのパント平均55.6ヤードという記録はAFCでトップの成績となっている。今季はこれまでに最長74ヤードのパントを成功させているタウンゼンドは、11回のうち5回のパントを敵陣20ヤード以内に決めた。

NFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手賞もパンターが獲得しており、サンフランシスコ・49ersのPミッチ・ウィシュノウスキーがその栄誉に浴している。パント平均46.8ヤード(43.3ネットヤード)を記録しているウィシュノウスキー。現時点での最長のパントはタウンゼンドと同じく74ヤードだ。ウィシュノウスキーは、13回のパントのうち8回を敵陣20ヤード以内に決めているが、そのうち6回を10ヤード地点の内側に入れていることはさらに印象的だと言える。

ジャクソンビル・ジャガーズのOLBデビン・ロイドがキャリアをスタートさせた後、誰がNFLディフェンス部門月間最優秀新人賞を受賞するかは疑いの余地がほぼなくなっていた。2勝1敗という驚くべきシーズンスタートを切っているジャガーズの原動力となっているロイドは、タックル24回とパスディフェンス6回を記録してすべての新人をリードしているほか、インターセプト2回をマークして新人の中でトップタイに輝いている。

また、ニューオーリンズ・セインツからドラフト1巡目指名を受けたワイドレシーバー(WR)クリス・オレーブがNFLオフェンス部門月間最優秀新人賞に選ばれた。全新人の中で、オレーブは268レシーブヤードで首位に、レシーブ17回で2位につけている。

【RA】