第57回スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38対35で下す様子を、全世界の5,600万人以上の人々が見守った。この数字は2022年より7％増加しており、NFLに対する国際的な関心は増加し続けている。

第57回スーパーボウルの国際的なマーケットに関して注目される点としては、以下のようなものがある。

メキシコ：総視聴者数2,070万人、平均視聴者数830万人、前年比10％増。過去10年で最大の視聴者。アップル・ミュージック・ハーフタイム・ショーの最大視聴者数は1,020万人。
カナダ：総視聴者数1,730万人、平均視聴者数870万人、前年比6％増。アップル・ミュージック・ハーフタイム・ショーの最大視聴者数は1,730万人。
ブラジル：総視聴者数250万人、平均視聴者数500万人、前年比19％増、過去10年で最大の視聴者。
中国：ライブ配信のユニーク視聴者数620万人。前年比43％増、過去6年で最大の視聴者。
NFLゲームパス・インターナショナル：総視聴者数が前年比10％増。消費は前年比5％増。

また、全ての国際マーケット（オーストラリア、アフリカ、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、メキシコ、イギリス）におけるNFLチャンネルのソーシャル消費は前年のスーパーボウルよりも大幅に上昇した。その一部は下記の通り。

総合したソーシャルビデオのビューは約236万回。第56回スーパーボウルに比べて25％増。
すべてのソーシャルチャンネルを通じて1,450万以上のフォロワー。スーパーボウルウイークに37万2,000フォロワーが増加。この数字は前年の同時期に比較して3％増。
1,700を超えるコンテンツに対し、750万以上のエンゲージメント（コメント、いいね、RT等）。

NFLショップ・インターナショナルの売上：第57回スーパーボウル（日曜日から月曜日）の総収益は前年度のNFLショップ・インターナショナルサイトの売上に比べて45％上昇
インターナショナル・ウオッチパーティー：第57回スーパーボウルでは世界中で数々の視聴イベントが実施された。ブラジル、カナダ、フランスでは公式なNFLウオッチパーティーが実施されている。放送局主導のイベントはドイツ、スペイン、南アメリカで実施。オーストラリアと中国ではパートナーが主催するベントが行われている。また、各チームはインターナショナル・ホーム・マーケティング・エリアでのイベントを主催し、カナダ（シーホークス）、ドイツ（チーフス、パンサーズ）、ガーナ（イーグルス）、メキシコ（チーフス）がその舞台となっている。さらに、NFLインターナショナルは20の米国大使館および領事館で観戦イベントを実施することで、アメリカ国務省スポーツ外交課をサポートした。ガーナのアクラ、ドイツのミュンヘン、ブラジルのサンパウロで行われたウオッチパーティーの模様は『FOX（フォックス）』や『World Feed（ワールド・フィード）』およびスタジアム内で放送された。

NFLクラブ事業および大規模イベントならびに国際部門副社長のピーター・オライリーは「NFLへの世界からの関心は加速し続けており、これらの数字は世界におけるわれわれのスポーツのエキサイティングな成長を反映している」と話している。

「スーパーボウルはわれわれのシーズンの頂点であり、必見の文化的イベントだ。来季を見据える上で、今年は素晴らしい形で終わっている」

2022年のインターナショナルゲームでは歴史に残る、初のドイツでのレギュラーシーズンゲームが行われたほか、ロンドンで3試合、メキシコで1試合が満員御礼で実施された。2023年には5試合のインターナショナルゲームが予定されており、3試合はロンドン、2試合はドイツを舞台としている。

第57回スーパーボウルは190を超える国および地域で、25言語以上にわたる80を超えるパートナーによって生放送された。

アメリカ国内では、『Nielsen（ニールセン）』とNFLによる調査から、全国民の60％ほどにあたる2億を超える視聴者が第57回スーパーボウルを観戦したことが分かっている。テレビ（FOX、FOXデポルテス）、デジタル（FOX、NFL）を通じた1分あたりの平均視聴者数は約1億3,600万人を数えた。

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