フィラデルフィア・イーグルスがスーパーボウルで核となった守備選手を取り戻した。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に報じたところによれば、イーグルスがコーナーバック（CB）ジェームズ・ブラッドベリーと3年3,800万ドル（約51億1,157万円）の契約を結ぶという。

ブラッドベリーの新契約には2,000万ドル（約26億9,041万円）の完全保証が含まれており、インセンティブを含めて最大4,400万ドル（約59億1,890万円）になるとペリセロは伝えた。

ブラッドベリーのイーグルスでの初シーズンには、スター選手たちがいた。プロボウルに選ばれたCBダリウス・スレイの傍ら、ブラッドベリーは2022年にリーグで最も優れていたパスディフェンスを助けている。イーグルス守備陣は試合平均被パスヤード（179.8ヤード）で全体トップに立っている。バックエンドにおけるこのユニットの素晴らしいカバレッジによって、イーグルスのパスラッシャーたちはリーグハイのサック70.0回をマーク。シカゴ・ベアーズが1984年に打ち立てた歴代記録まで、あと2回だった。

レギュラーシーズンの全試合に出場したブラッドベリーは、タックル44回（タックルフォーロス2回）、インターセプト3回（ピック6が1回）、パスディフェンス17回を記録した。

30歳のブラッドベリーはプレーオフでも輝きを見せ、イーグルスがニューヨーク・ジャイアンツを下したディビジョナルラウンド戦ではインターセプト1回、パスディフェンス2回をマークして、第57回スーパーボウルへの道を切り開く一助となった。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶトップ101フリーエージェントで8位に入っていたブレッドベリーは、当初からイーグルスが2023年も守備陣の勢いを保つために重要な存在だった。しかし、スレイがトレードを追求する許可を得た今、今後のブラッドベリーはトップカバーマンとして頼られることになるかもしれない。

2022年のオフシーズンにジャイアンツからカットされ、1年契約でイーグルスにやってきたブラッドベリーは、フィラデルフィアで見事なシーズンを送った後、“安い金額でプレーする”つもりはないと話していた。NFCタイトル防衛を目指す中、ジェネラルマネジャー（GM）のハウイー・ローズマンはブラッドベリーの価値を承知していたようだ。

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