コーナーバック（CB）ダリウス・スレイはフィラデルフィアを離れない。

フィラデルフィア・イーグルスから離脱する可能性が高いと見られた日の翌日に、スレイとチームは2年4,200万ドル（約55億9,272万円）の契約延長に合意した。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地16日（木）に報じている。この契約は2025年末まで有効で、2,300万ドル（約30億6,268万円）がサイン時に保証されるとのことだ。

契約締結までは、簡単な道のりではなかった。

フリーエージェンシー期間が始まる前、スレイはトレードを追求する許可を与えられていた――たとえ、自分から要求したわけではないと本人が話していたにしろ。そういった経緯から、水曜日にはリリースがまもなく現実のものになると見られていた。しかしながら、水曜日の夜にはスレイが『Twitter（ツイッター）』に「離れたことなんてなかったように戻ってきた!!!　またやろうぜ」と投稿している。

ガラフォロはスレイとイーグルスが1日中話し合いをしていたと伝えた。

5度のプロボウラーであるスレイは、ついにその居場所を確かなものにしている。

NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）チャンピオンにとって、今回の契約はチームの運命を大きく変えるものだ。イーグルスは今、火曜日に契約したジェームズ・ブラッドベリーとスレイという、2人のトップコーナーたちを擁することになる。一方で、スレイとの契約延長によって、セーフティ（S）C.J.ガードナー・ジョンソンの残留は絶望的となった。

7シーズンをデトロイト・ライオンズで過ごした後、2020年にイーグルスに加入したスレイは、47試合に先発してプロボウルに2度選ばれた。32歳のスレイは自分自身をこのチームに不可欠なメンバーだと考えており、ジェネラルマネジャー（GM）ハウイー・ローズマンもそれに賛同したようだ。

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