ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトがラッパーのミーク・ミルを含む代表団を率いて、現地18日（火）にポーランドで行われたホロコーストの犠牲者と生存者に敬意を表する行進に参加した。

年に一度の記念行事となる “March of the Living（生者の行進）”は、第二次世界大戦中にナチス最大の強制収容所だったアウシュビッツ・ビルケナウ施設を端から端まで3 キロにわたって歩くもの。

クラフトはユダヤ人に対する憎悪に立ち向かうため、2019年に“反ユダヤ主義に対抗する財団”を立ち上げており、その一環としてこのイベントに参加した。クラフトは行進の冒頭で最初のトーチに火をつけたとペイトリオッツのチーム広報は話している。

銃と薬物に関連する罪で有罪となった10年後の2018年に出所しているミルは、仮釈放違反で2年から4年の懲役を言い渡されていた。クラフトはミルを擁護するために協力した複数の著名人の一人である。

それ以来クラフトはミルやラップ界の大物ジェイ・Z、『Fanatics（ファナティックス）』のマイケル・ルービンCEOとともに、州の保護観察および仮釈放法の改正を働きかける団体「リフォーム・アライアンス（改革同盟）」に参加している。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

【R】