年齢に適応し、激しいプレースタイルを変更する必要性を認識するビルズQBアレン
2023年04月19日(水) 12:47時間の経過は、誰にでも等しく訪れるものだ。
もうすぐ27歳になるジョシュ・アレンはそのことにすでに気づいており、NFL6年目のシーズンを迎えるにあたり、激しいプレースタイルを和らげる必要がありそうだと認めている。
現地18日(火)、アレンは、『USA Today(USAトゥデイ)』のロレンゾ・レイエスに対して、「クレイジーに聞こえるかもしれないが、俺は歳を重ねている。俺はこのプレーを続けることができないと知っているよ。若さを活かしているときはできるような気がするけど、キャリアを重ねるうちに、適応して変化することを学ばなければならなくなるんだ」と話した。
卓越したクオーターバック(QB)の一人であるアレンは、デュアルスレットでもあり、スクランブルを駆使したラッシングスタイルを得意とする。ルーキーイヤーの12試合でキャリー89回を記録して以来、4シーズン連続で102回以上のキャリーを記録しているほか、毎シーズン最低でも421ヤードのランを決めてきた。
現在はその荒削りなスタイルに耐えられているとしても、体が衰え、シーズンやヒットが重なるにつれて、自分の体が受けられるダメージが限られてくることをアレンは理解している。
そのためアレンは、全体的な攻撃において脅威であることとは対照的に、クオーターバックとしてプレーすることを最優先しなければならないと考えているようだ。
アレンは「俺はいつも、自分について第一にフットボール選手、第二にクオーターバックという考え方をしてきた。ある時点で、それは切り替えなければならないだろう。その時期がいつなのかはわからない。自分の体が教えてくれると思う」と語った。
パスにおいても、ランにおいても、アレンがNFLで最も脅威になる選手の一人であるということは、彼のプレーを見て毎年声高に叫ばれている。
しかし、昨シーズンの大半を肘の故障に悩まされたアレンにとって、激しいプレーよりも賢いプレーを重視する必要が出てくるのは、そう遠い未来ではないということが明確だ。おそらく、その転換は今シーズンから始まるのだろう。
アレンは「昨年はオープンフィールドにいて、2ヤードの余分が必要ないときもあった。倒れて、滑って、次のダウンに生かす。今まではそれがうまくいっていたが、うまくいかなくなる時期が来ることは理解しているよ」とコメントした。
【AK】