ベアーズがWRムーアをビルズへトレード、2026年ドラフト指名権を交換へ
2026年03月06日(金) 08:57
バッファロー・ビルズがこれまでチームに欠けていた実績のあるワイドレシーバー(WR)を手に入れる。
現地5日(木)、ビルズがワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアと2026年ドラフト5巡目指名権を獲得する見返りとして、シカゴ・ベアーズに2026年ドラフト2巡目指名権を送ると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じた。
ムーアはビルズにとってベテランの戦力となるだけでなく、ビルズの新ヘッドコーチ(HC)ジョー・ブレイディのシステムでプレーした経験も備えている。ブレイディはムーアが所属していたカロライナ・パンサーズで攻撃コーディネーター(OC)を務め、2020年と2021年の19試合に共に臨んだが、就任2年目の12月初旬に解任された。
ブレイディの下で過ごした時期にキャリアで最も成果を挙げたムーアは、2020年にわずか15試合で1,193ヤードを獲得し、キャッチ平均ヤード(18.1ヤード)でキャリアハイを更新した。
ムーアは2025年にキャリアで最も不調なシーズンを過ごしたが、ブレイディは29歳のシーズンを迎えるムーアから最大限の力を引き出す方法を知っている。
アウトサイドレシーバーとしてプレーする際に真価を発揮するムーアは、機敏なスロットレシーバーとして活躍するカリル・シャキールと良いコンビを形成するだろう。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ビルズの2025年シーズンにおけるWR陣の合計レシーブヤードは2,107ヤードで、全チームの中で9番目に少なかったという。今回の補強はビルズのレシーバー陣を即座に強化することにつながるはずだ。実績を持ち、ブレイディ率いるオフェンスで輝きを放つことができるプレーメーカーを加えることで、他のレシーバーはより適した役割を担えるようになり、ビルズがキーオン・コールマンの3年目での飛躍に賭ける必要もなくなる。もしそれが実現すれば、それは追加のボーナスとなるだろう。
昨季のビルズがレシーバー陣で抱えていた問題を踏まえると、ムーアの獲得で補強を終わらせるべきではなく、ジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンがドラフトで別のプレーメーカーを獲得する可能性は残されている。
クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンにはここ数シーズン、あまりにも多くの負担がかかっていた。2026年に向けてアレンを支える戦力を整えることが、ビルズにとっての最優先事項となっている。ムーアの獲得はその第一歩として素晴らしいと言えよう。ムーアはフィールドの流れを一変させるような1番手ではないかもしれないが、生産性を発揮し、アレンのためにオープンになってフィールドを広げることができる。それは1年前のビルズに欠けていた要素だ。
ムーアはベン・ジョンソンのオフェンスに最後までなじめず、昨季の成績は50回のキャッチでキャリア最低となる682ヤード、タッチダウン6回という数字にとどまった。ベアーズが若手のローム・オドゥンゼやルーサー・バーデン三世をより重用すると見込まれる中、ムーアはトレード可能な存在となっていた。
ベテランのムーアは2026年に基本給2,345万8,000ドル(約36億9,540万円)を受け取り、サラリーキャップに対して2,850万ドル(約44億8,968万円)を計上する予定だった。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、ベアーズはこのトレードで1,200万ドル(約18億9,055万円)のデッドマネーを抱える一方で、キャップに対して1,650万ドル(約25億9,951万円)を節約できるという。すでにキャップ上限を超えているビルズは、新リーグイヤーが始まる来週水曜日にトレードが成立するまでに、キャップを順守するための措置を講じる必要がある。
ベアーズが新リーグイヤーを前にキャップスペースを確保したことは、大胆な動きをいとわないライアン・ポールズGMが大きな動きに出る前兆かもしれない。
【RA】



































