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現在も全体1位で指名する選手は未定だとパンサーズGMフィッタラー

2023年04月19日(水) 12:52


スコット・フィッタラー【NFL】

カロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)スコット・フィッタラーはドラフト全体1位で指名する選手をまだ決めていないと主張し続けている。

現地18日(火)、フィッタラーGMはドラフト前記者会見の場で、選択肢は明確になっているものの、全体の意見は一致しておらず、指名する選手は未定だと明かした。

フィッタラーGMは「もちろん2月以降、コンバインなど、あらゆることを通じて、明らかになっていることはある」と述べている。「だが、私たちはこのことについてオープンマインドでいること、プロセスにおいて継続的であることを意識的に努力している。今日、最後のグループを迎え入れた。今週は水曜と木曜にコーチ陣が集まり、そのタイミングで一緒に判断を下すことになるだろうが、このプロセスを通じてある程度は明確になってきている」

パンサーズは火曜日にクオーターバック(QB)候補生のC.J.ストラウドとウィル・リーバイスを自分たちの施設に迎え入れている。

現在はパンサーズがアラバマ大学のQBブライス・ヤングを全体1位指名するとの見方が有力であり、2021年ハイズマントロフィー受賞者であるヤングが月曜日に残りのドラフト前訪問をキャンセルしたことでこの見方はさらに強まっているようだ。

フィッタラーGMはヤングを指名するといった内容を本人に伝えていないと話している。しかし、クラブが欲している選手を手に入れられる指名権をトレードで獲得できたことはうれしいと明かしたフィッタラーGMは「今、全体9位でこれを解決しようとするのは嫌だね」とコメントした。

パンサーズのヘッドコーチ(HC)であるフランク・ライクが基本的に体格の良いシグナルコーラーと仕事をしてきたことから、ドラフトプロセスの初期段階ではヤングがライクHCのスタイルに合わないのではないかという意見もあった。

今回の候補生の中で最も欲しいクオーターバックは誰かとライクHCに質問してはいないと述べた一方で、ヤングの身長に関する懸念を否定したフィッタラーGMは、シアトル・シーホークスがQBラッセル・ウィルソンをドラフトで指名した2012年に、自分がシーホークスに所属していたことに言及している。

「まあ、これは言っておこう。ラッセル・ウィルソンが出てきたとき、彼は最終学年で3回ボールを打ち落とされていたと思うが、ブライスは2回だったと思う。ブライスについて話すなら、これは問題ではないようだ。背の低いクオーターバックが成長するときは、どうやって自分のゲームを進化させ、適応し、フィールドを見るかを学ぶものであり、彼はそうしてきた。C.J.が自分のゲームを進化させたようにね。ウィルも自分のゲームを進化させた。彼らは皆、成長を遂げ、特定のツールを持っていて、その強みを生かしてプレーする方法を学び、実践してきた」

パンサーズが誰を選んだとしても、その選手が1人ですぐにフランチャイズの軌道を修正することは期待していないとフィッタラーGMは強調している。それはチームとしての取り組みなのだと主張するフィッタラーGMは次のように語った。

「クオーターバックが加入して、即座にすべてをかなえてくれて、即座にすべてが変化することを期待しているわけではない。ジェイレン・ハーツやジョシュ・アレンもそうだった。時間がかかるものなのだ。そして、彼らの周りには適切な人材と適切なコーチングを用意しなければならないものだが、それはすでにできていると思っている。このクオーターバックを無理やりフィールドに出すつもりはない。できないことを要求するつもりもない。ただただ自分のゲームをプレーし、ボールを運び、正しい読みと判断をするように求めるつもりだ。つまり、そうした理由から、私たちは全体1位を検討するのに時間を費やしている」

9日後、パンサーズが全体1位で誰を指名するのか――ヤングかそれ以外なのか――が確定する。

【RA】