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自分自身に「卓越した選手になること」を期待するバッカニアーズRBホワイト

2023年04月19日(水) 12:57


タンパベイ・バッカニアーズのラシャード・ホワイト【AP Photo/Rick Scuteri】

タンパベイ・バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは先日、ランニングバック(RB)ラシャード・ホワイトがバックフィールドで負担をかけられる“卓越した選手”になると称賛した。

今週からバッカニアーズのオフシーズンプログラムが始まっている中で、こうしたリヒトGMの発言や、現在デプスチャートの頂点に立っていることについて質問されたホワイトは、次のように答えている。

「正直、俺としては、リヒト氏がそういうふうに思ってくれていて、恵まれていると思う。自分自身にも、卓越した選手になることを期待している。俺はそういう人間なんだ。これまで歩んできた道のりでも、そういうプレッシャーや期待を自分にかけてきた。リヒト氏や上の階にいる人たちが俺のことを信じてくれているのはやっぱりうれしい。ここからは俺次第だ。チームと同じように、俺の目の前には素晴らしい機会がある。だから、これから何をするかは自分次第だ」

ルーキーとしてポテンシャルを発揮したホワイトは、キャリー129回で481ヤード、タッチダウンラン1回、キャッチ50回で290ヤード、タッチダウンキャッチ2回を記録。バッカニアーズがRBレナード・フォーネットの出番を減らしたことにより、より多くの出場機会を得たシーズン最後の8週間で、ホワイトはこれらの成績の大半を収めている。

現在、ホワイトがバッカニアーズのRB1であることは明らかだ。バッカニアーズのバックフィールドでは、キーショーン・ボーンやベテランのチェイス・エドモンズ――フリーエージェント(FA)として低コストの契約を締結した――そして、パトリック・レアードが出場機会をかけて競うことになるだろう。

しかし、自分がRB1にふさわしい存在であることを、毎日証明しなければならないと考えているホワイトは次のように語った。

「俺としては、機会を得られるだけで恵まれていると思う。俺にとってはRB1になることが、自分の目指すところだと思っている。まだ自分がRB1だとは言えない。うちのルームには素晴らしい選手がたくさんいるからな。みんな、競争するつもりだ。今、ルームに流れているエネルギーや良い雰囲気が好きなんだ。そこには、さっきも会ったチェイスや“スニーク(キーショーン・ボーン)”、パット(パトリック・レアード)がいる。良いルームだ。それをかなり誇りに思っている。でも、競争とか、そういうことができるのは――人生におけるチャンスとしか言いようがない」

バッカニアーズが本当にホワイトにRB1の座を託すか否かは、来週に行われるドラフトで明らかになるだろう。有望なランニングバックがそろっている今季のドラフトで、リヒトGMはランニングバックを獲得してキャリー数を分散させるのだろうか。それとも、補強する必要があるポジション――バッカニアーズには多数ある――を強化し、ホワイトをRB1としてトレーニングキャンプを迎えるつもりなのだろうか。

【RA】