さらなる再調査を経て、今年のスーパーボウルは視聴者数の記録を更新したことが判明した。

『Nielsen（ニールセン）』は『Fox Sports（Foxスポーツ）』による第57回スーパーボウルの放送について、視聴者数を1億1,510万人に修正している。今年2月に行われたその試合では、カンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38対35で下した。

これまでの最高記録は2015年にニューイングランド・ペイトリオッツとシアトル・シーホークスが対戦したスーパーボウルにおける1億1,444万2,000人（ストリーミングを含まない）だった。また、第57回スーパーボウルは2017年にアトランタ・ファルコンズとペイトリオッツが対戦したスーパーボウルの視聴者数（1億1,366万8,000人）も抜き、『Fox』で放送された10回のスーパーボウルで最も視聴された試合となった。

ニールセンはコード化の不具合や家庭外視聴者の計測に関する問題などを検証した結果、当初1億1,310万人としていた数字を200万人分修正した。

Foxスポーツの副社長であり、戦略・分析部門の責任者も務めているマイケル・マルビヒルは次のように述べている。「再調査を行い、可能な限り最も正確な数字を導き出すという彼らの熱心な取り組みに心から感謝している。スーパーボウル・サンデーはその規模だけではなく、英語やスペイン語、家の内外、オンラインといった状況で視聴されているものをすべて信頼できる数字にまとめなければならないことからも、彼らにとって最も難しい日だ。彼らが問題を認め、それを公表した上で可能な限り最も正確な数字にたどり着いたことを称賛している」

『NFL Network（NFLネットワーク）』が通常であれば8万人のところ、試合中に100万人以上の視聴者を記録したことが見直しのきっかけとなった。そして、2回目の見直しで家庭外視聴者数の計測に誤りがあったことが判明している。

今回の合計にはFoxおよび『Fox Deportes（Foxデポルテス）』での放送に加え、FoxおよびNFLのデジタルサイトでのストリーミングが含まれている。

「記録を更新できなかったように見えたときは少し意気消沈したが、今はそれを達成したことが実証されている。それによって私たちは自分たちが過ごした1年に誇りを持つことができている」とマルビヒルは語った。

また、リアーナによるハーフタイムショーの視聴者数も1億1,870万から1億2,100万人に修正されている。

【RA】