現地28日（水）、NFL選手会（NFLPA）が新しい常任理事にロイド・ハウエルを選出したと発表した。

「選手たちの代理を務める機会を与えられことを光栄に思っている」とハウエルは声明の中で述べている。「選手たちの間に人間関係と連帯感を築いていきたい。この組織の歴史と強さは素晴らしく、私はこれから大胆な目標を推進し、それを共に達成することを楽しみにしている」

ハウエルは2009年からNFLPAの常任理事を務めているデモーリス・スミスの後任となる。スミスは2021年の再選を前に、これが最後の任期となることを選手たちに伝えていた。

スミスは水曜日に『Twitter（ツイッター）』でこう綴った。「選手たちに尽くすことができたのは貴重な経験だった。ロイド・ハウエルに祝福を送るとともに、これからの素晴らしい旅路での健闘を祈る。私はこのプロセスにおける選手たちの多大な努力に拍手を送り、彼ら全員が将来にわたって組合を率いてくれると信じている」

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルも声明を通じて、「ロイド・ハウエルがNFL選手会の常任理事に選出されたことを祝福し、デモーリス・スミスの長年にわたるパートナーシップとNFLの選手のためのたゆまぬ努力に感謝したい」とつけ加えた。「われわれはロイドと彼のチームと協力し、ゲームをより良く、より安全に、そして世界中のファンにとってよりアクセスしやすく魅力的なものにしていくことを楽しみにしている」

ハウエルはスミス（2009年から現在）、ジーン・アップショー（1983年から2008年）、エド・ガーベイ（1971年から1983年）の後を継ぎ、NFLPA史上4人目の常任理事となる。

NFLPA会長のJC・トレッターは声明の中で「われわれはロイドがこの組合を次のステージへと導き、過去10年以上にわたって組織を見事に率いてきたデモーリス・スミスの後を継いでくれることに興奮しており、感謝とお礼を申し上げたい」と語っている。「われわれにとって重要だったのは、この役職の威信に恥じないプロセスを経ること。このプロセスは100％選手主導で行われ、指導者としての能力、スキル、経験に焦点が当てられた。この組合は強力なリーダーシップとスムーズな移行を望んでおり、ロイドが組合員を代表してインパクトのある前進を遂げてくれると確信している」

ペンシルベニア大学を卒業した後にハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得したハウエルは、これまでにさまざまな指導的な役割を担い、最近では“Booz Allen Hamilton, Inc.（ブーズ・アレン・ハミルトン）”でCFO兼財務担当を務めている。

NFLPAによれば、ハウエルが正式に常任理事として就任する日は数週間以内に発表されるという。

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