今季に向けて自信を高めるジャイアンツ、「誰とでも張り合える」とQBジョーンズ
2023年06月29日(木) 11:03ニューヨーク・ジャイアンツは2022年のNFLシーズンで多くの成果を挙げた。
ジャイアンツは勝率5割を超え、2016年以来初めてプレーオフに出場した。新ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールがチームの攻撃的なアイデンティティと創造性を確立。そして、チームのスター選手2人、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズとランニングバック(RB)セイクワン・バークリーが、キャリアのピンチから脱し好調なシーズンを送った。
その結果、ジャイアンツは2023年に向けて自信に満ちあふれている。
現地27日(火)、ジョーンズは『The New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に「俺らは自信満々だよ。誰とでも張り合える」と話した。
契約状況を考慮すると、ジョーンズはタイミングよく一歩踏み出したと言えるだろう。ジョーンズはパスでキャリアハイの3,205ヤード、ランでもキャリアベストのヤードとタッチダウンを記録。インターセプト率はこの年のNFLで最も低い数字であり、ファンブルはキャリア最低の6回しかなかった。
最も重要なのは、昨季のジャイアンツはジョーンズの先発16試合のうち9試合で勝利し、1試合で引き分けたことだ。ジョーンズが先発した最初の38試合では、ジャイアンツは13勝しかできなかった。ジョーンズとジャイアンツは一歩前進したように感じるが、彼の指摘は正しい。成功を次の年に持ち越すことはできない。
「昨年は進歩したし、一歩を踏み出したように感じるけど、ここから先はまた最初からやり直すんだ」とジョーンズは語る。「これからどうするかが大事。俺らはいい春を過ごしたから、今度はそれをトレーニングキャンプに生かし、可能な限りの全力を尽くさなきゃいけない」
バークリーの再登場も昨季の大きな進展だったのは明らかで、そのプレーを今季も続けてくれることに期待がかかる。ジョーンズはシーズン終了後に4年1億6,000万ドル(約230億7,880万円)の契約延長にサインしたが、バークリーはまだ長期契約を得ていない。
7月17日(月)の期限までにジャイアンツと新契約で合意しない場合、バークリーは2023年に1年1,010万ドル(約14億5,753万円)弱のフランチャイズ・テンダーでプレーすることになる。バークリーにとって、自身の契約延長を勝ち取るために今季活躍するモチベーションは十分だ。ジョーンズがこのオフシーズンにバークリーを見てきた限りでは、QBはチームメイトがベストを尽くすことを期待している。
「セイクワンは常にハードワークだし、いつも体調を整えているし、いい感じだ」と言うジョーンズは、次のように続けた。
「彼と一緒に過ごしたことがある人なら、それを期待するさ。俺たちはいつも話して、連絡を取り合って、できる限り一緒に過ごしている。彼がいろいろなことを抱えているのは知っているけど、物事がいい方に動くといいな」
【KO】