バッファロー・ビルズのランニングバック（RB）ナイヒーム・ハインズの2023年シーズンは始まる前に終わった。

ハインズがフィールド外で膝に重症を負い、シーズンすべてを失う見込みだと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地24日（月）に情報筋の話を元に伝えている。

ペリセロが報じたところによれば、ハインズはジェットスキー上で静止していたところ、別のライダーと衝突し、命に別状はないものの深刻なケガを負ったという。ペリセロはハインズが左膝のACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂しており、今週中に手術が行われる見込みだとつけ加えている。

ビルズは昨シーズン中にインディアナポリス・コルツとのトレードでハインズを獲得。オフシーズンに入って、ハインズはビルズにとどまるために契約の再構築を受け入れていた。

機知に富んだハインズにはジェームス・クック、デイミアン・ハリス、ラタビアス・マレーに次ぐパスキャッチのオプションとなることが期待されていた。ハインズがシーズン絶望となったことで、チームはパスの状況におけるサードダウンの役割を他に求めることになる。

ダイナミックなリターナーであり、昨シーズン第18週に2度のキックオフリターンタッチダウンを決めたことで有名なハインズは、ビルズの主要なキックおよびパントリターナーになる見込みだった。ビルズはチーム内からディオンテ・ハーティ、カリル・シャキール、マイカー・ハイドを中心的な選択肢として、その穴を埋めなければならない。

それがいつであれ、シーズン終了のケガはチームにとっても痛いものだ。しかし、それがトレーニングキャンプ開始前となると、痛手はさらに大きい。ビルズとハインズにとっては辛い状況となっている。

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