ニュース

ジェッツでQBロジャースと再会したSエイモス

2023年07月24日(月) 13:44


ニューヨーク・ジェッツのエイドリアン・エイモス【NFL】


ニューヨーク・ジェッツのトレーニングキャンプが本格化する中、セーフティ(S)エイドリアン・エイモスは自分を取り巻く新しい環境に適応しようとしている。

シカゴ・ベアーズとグリーンベイ・パッカーズに所属し、8シーズンをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で過ごしてきたエイモスは、今オフシーズンにニューヨークへ至るまでの道のりを詳細に語った。

現地23日(日)、エイモスは報道陣に対して「オフシーズンを通して、自分にとって最適なところを見つけようとしていた」と明かしている。「9年目に入ると、活躍してキャリアを続けられるような場所を探したくなる。ボルティモア出身だから故郷も近いし、車ですぐに行ける。ディフェンスも素晴らしいし、アーロン(ロジャース、クオーターバック/QB)もここにいる。彼とは何度かこの場所について話したし、訪問もした。コーチ陣も雰囲気も良さそうだし、最終的にそういう形で解決した」

ロジャースに慣れ親しんでいることがジェッツに入団するという決定を後押ししたのだろう。ジェッツでロジャースと再会したエイモスの元チームメイトとしては、ワイドレシーバー(WR)アレン・ラザード、WRランドール・コブ、オフェンシブタックル(OT)ビリー・ターナー、ガード(G)アダム・パンキー、QBティム・ボイルらが挙げられる。また、以前パッカーズで攻撃コーディネーター(OC)を務めていたナサニエル・ハケットは現在、ジェッツの攻撃コーディネーターだ。

パッカーズの元チームメイトたちと再会するものの、先発になると予想されていたSチャック・クラークが自主参加のOTA(チーム合同練習)の最終週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したことを受けて、エイモスは早急にプレーブックを学ばなければならなくなっている。クラークは2023年シーズンに全試合を欠場する可能性が高いため、エイモスは自分が先発の座を勝ち取らなければならないことを認識している。

エイモスは「どこに行っても、俺は最初から出る男だ」と語り、こう続けた。「リーグに入ったときから、最初から出ていた。5巡目で指名された選手であっても、ポジションを勝ち取らなきゃいけなかった。それが俺の心構えなんだけど、数日前にここに来て、初めてすべてのプレーを見た。全部をやったのは初めてだった。いつも同じ人たちといられないのは無理もないことだと思っている」

エイモスを起用できることはジェッツのコーチングスタッフにとって頼もしいことだろう。エイモスは2018年からの5シーズンでレギュラーシーズンの全試合に先発出場している。その間にエイモスは82試合に出場してインターセプト9回、サック5回、タックルフォーロス17回、QBヒット8回を記録している。

ジェッツが先週にトレーニングキャンプを開始したとき、自分のスキルセットでジェッツのディフェンスに適応することに対して心配していない様子を見せていたエイモスはこう強調した。

「正直、いろんなディフェンスを経験してきたから、どんなディフェンスでも適応できると思う」

【RA】