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タイタンズが“オイラーズ”のスローバックユニフォームを発表

2023年07月24日(月) 12:52


テネシー・タイタンズのスローバックユニフォーム【NFL】


切望されていた、あるクラシックユニフォームの復活がついに実現する。

2023年、テネシー・タイタンズはヒューストン・オイラーズおよびテネシー・オイラーズで有名になった一式を着用することでルーツに立ち返る。今秋に行われるホームでの2試合で、この有名な姿を披露するとタイタンズが発表した。

「Luv Ya Blue(ラブ・ヤ・ブルー)!」

このセットに詳しい説明は必要ない。アール・キャンベル、エルビン・ベシア、ウォーレン・ムーン、ロバート・ブラジルといった名前が人々の記憶を呼び覚ますだろう。それでもだめなら、スティーブ・マクネアやエディー・ジョージ、ブルース・マシューズといった名前がテネシーにいる人々にその美しさを思い出させるはずだ。

今回のセットでは、1981年から1998年まで、より正確に言えば(フェイスマスクの色とソックスのストライプに若干の変更があったため)1982年から1998年までオイラーズが着用したユニフォームが再現されている。白いヘルメットには赤いフェイスマスクが取りつけられ、レッド、パウダーブルー、レッドで構成されたストライプが入っているほか、赤い縁取りが施されたトレードマークの青いオイルデリックがあしらわれている。それに合わせるのは白い数字が赤枠で縁取られ、袖にはヘルメットと同様のストライプが入っている、パウダーブルーのジャージーだ。同じストライプ柄が入った白いパンツとパウダーブルーのソックスが外観を完成させている。

スローバックユニフォームのデビューによって、新たにちょっとした歴史が刻まれる予定だ。

1997年にテネシーに移転したオイラーズは、テネシー・オイラーズとして最初の2シーズンを戦い、1997年はメンフィスのリバティボウル、1998年はナッシュビルのバンダービルト・スタジアムでホームゲームを行った。そして、1999年にタイタンズと改名してアデルフィア・コロシアム(現ニッサン・スタジアム)に移転している。その間、オイラーズがホームでカラージャージーを着用することはなく、ヒューストン時代にアウェー戦に向けて用意していたオールホワイトのジャージーを身につけていた。

テネシーに移転して以来、タイタンズがホームのレギュラーシーズンゲームでパウダーブルーのオイラーズジャージーを着用するのは初めてとなる。

このユニフォームを使用すれば、オイラーズの移転後にヒューストン・テキサンズのファンとなり、このユニフォームはテキサスのものだと感じているヒューストンの人々を間違いなく苛立たせるだろう。しかし、AFL(アメリカン・フットボール・リーグ)創設50周年のときに使用されたのと同じように(当時は別のオイラーズのスローバックが使用された)、タイタンズ――テキサンズではなく――がオイラーズに回帰する。オイラーズの歴史を受け継いでいるのは、テネシーでの3シーズン目にあたる1999年に改名したタイタンズフランチャイズだからだ。

このユニフォームは長い間、素晴らしいスローバックと見なされてきたが、NFLにワンシェル・ルールがあったことから、タイタンズはこのユニフォームを着用することができなかった。リーグがチームにオルタネート(代替)ヘルメットの使用を許可している現在、タイタンズはどこに戻るべきかを正確に理解していた――そして、フランチャイズ史上最高のユニフォームに回帰している。2023年、“ラブ・ヤ・ブルー”オイラーズはテネシーのユニフォームで復活する予定だ。

【RA】