カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー（WR）カダリウス・トニーがトレーニングキャンプ開始から間もなくで膝にケガを負っており、シーズン第1週に影響が出る可能性がある。

『The Athletic（ジ・アスレチック）』によれば、チーフスのヘッドコーチ（HC）アンディ・リードが現地25日（火）、トニーが火曜日に膝から軟骨の組織を取り除くための手術を受けたと明かしたという。リードHCはトニーが9月7日（木）に組まれているシーズン初戦のデトロイト・ライオンズ戦に出場する“可能性はある“と話したと、『ESPN.com』が伝えた。

トニーは日曜日に膝（今オフシーズンに手術を受けたのと同じ膝）をひねった。

2021年NFLドラフトの1巡目でニューヨーク・ジャイアンツに指名されたトニーは、NFL最初の2シーズンでケガに苦しめられ、ハムストリングを複数回負傷。ルーキーとしては10試合に出場した。昨シーズンはビッグブルーでわずか2試合をプレーした後、カンザスシティにトレードされた。チーフスでは負傷によって3試合を欠場している。

フィールド上ではビッグプレーを可能にする力を見せており、2月にチーフスがフィラデルフィア・イーグルスを制したスーパーボウルでは、タッチダウン1回と大きなパントリターンを披露している。

フリーエージェンシーでジュジュ・スミス・シュスターとメコール・ハードマンを失ったチーフスは、トニーの進化に期待してトレーニングキャンプを迎えていた。トニーにはナンバー1WRになるだけのスキルセットがあり、特にルートランニングの部分で進化しているものの、健康状態を保つことができてこなかった。

トレーニングキャンプの早い段階でトニーが手術を必要としているのは良くない兆候だが、シーズン第1週に準備が整うという希望はある。

しばらくはトニーのいないチーフスは、マルケス・バルデス・スカントリング、スカイ・ムーア、ジャスティン・ワトソン、リッチー・ジェームズ、ラシー・ライス、ジャスティン・ロスらと共に準備を進めていく。トニーの不在は、ロスやライスといった若手にとっては、キャンプでより多くのスナップを経験するチャンスになるかもしれない。

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