インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ（HC）を務めるシェーン・スタイケンが現地10日（木）、土曜日に行われるバッファロー・ビルズとのプレシーズン初戦でドラフト1巡目指名したクオーターバック（QB）アントニー・リチャードソンを先発させると明かした。

リチャードソンはキャンプでベテランQBガードナー・ミンシューと先発の座を争っており、プレシーズンを通して競争が続く予定だ。ただ、全体4位で指名されてコルツ入りしたリチャードソンは、ここ数年にわたってAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）のトップチームの一角として活躍してきたビルズを相手に、初めての先発出場を果たすことになる。スタイケンHCによれば、リチャードソンと他の先発組は1クオーター程度をプレーする予定とのこと。

また、スタイケンHCは今週始め、リチャードソンが最近の練習で「かなり良かった」と明かしており、より多くのレップスを担当したことが彼の成長を加速させたと示唆している。

「レップスを担当し、いろんなことをたくさんやると、さらにうまくはまっていくものだ。彼はこのシステムに自信をつけているようだし、チームメイトに対しても自信を得られていると思う。それがあった上に、彼のような才能があれば、概して良いものになる」

コルツは契約交渉に行き詰まるジョナサン・テイラー不在の状態が続いている。フランク・ライクを解雇するに至り、過去最大の点差を逆転されて敗北した試合を経験し、時には攻撃面で大苦戦した悪夢のシーズンから、新たな戦いに挑むコルツは、リチャードソンがコルツの誇る偉大なQB陣の仲間入りを果たすことを切に願っている。

ファンタジーファンはリチャードソンのプレシーズンのパフォーマンスに注目していることだろう。リチャードソンの腕が発揮する才能とアスレチックな特徴はリチャードソンをファンタジーのバリューピックにする可能性がある。

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