サム・ハウエルはワシントン・コマンダースの1番手クオーターバック（QB）としてオフシーズンを迎えたが、それ以来、状況はほとんど変わっていない。キャリア2年目のハウエルはトレーニングキャンプでファーストチームのレップスの大半を担当してきた。

ヘッドコーチ（HC）ロン・リベラがハウエルをシーズン第1週の先発に指名するのは時間の問題だと考えられているにもかかわらず、リベラHCにはまだそれを宣言するつもりがないようだ。現地16日（水）に先発QBを指名する準備はできているかと単刀直入に質問されたリベラHCは、その質問をはぐらかし、代わりにハウエルが見せているポジティブな面について語った。

チーム公式記録によると、リベラHCは「エリック（ビエネミー、攻撃コーディネーター／OC）とタビタ（プリチャード、QBコーチ）の2人と共に落ち着いて評価し、彼がやるべきことをやっているかどうかを確認しなければならない」と述べたという。「昨日は本当に調子が良さそうだった。映像を見直して本当に満足しているし、一緒にその映像を見てからどうなのかを判断する。今日は移動日だから明日じっくりとサムについて話し合い、それを評価しつつ、ジャコビー（ブリセット）のことも評価するつもり。ジャコビーも本当にいい動きを見せていたから、今のクオーターバックルームについては本当に満足している」

リベラHCはハウエルがオフシーズン中に改善した部分として、正確性、意思決定、ハドルでの指揮を挙げた。今週、ボルティモア・レイブンズとの合同練習で好感触を得たことを受けて、コマンダースがQB1を正式に指名する可能性はある。

「クオーターバックたちのプレーにとても満足している」と強調したリベラHCは「サムはよくやったと思う。この2日間が評価プロセスにおいていかに重要かは話していただろう。答えがほしい疑問がたくさんあったが、昨日の映像には本当に満足している。単にクオーターバックたちではなく、特に彼に関してね。いいものを見せてもらった。本当にいいボールを投げていたし、ボールの位置、正確さは私たちが必要としていたものだった。意思決定も素晴らしかった」と続けた。

来週月曜日に行われるプレシーズン第2戦でボルティモア・レイブンズと対戦するコマンダースは、その週の土曜日に臨むシンシナティ・ベンガルズ戦でプレシーズンを締めくくる。いい1週間を過ごせば、ハウエルはすぐにでも先発の座を正式に手に入れるだろう。

【RA】