ニュース

加重脅迫罪のベンガルズRBミクソンに無罪判決

2023年08月18日(金) 10:07


シンシナティ・ベンガルズのジョー・ミクソン【AP Photo/Charlie Riedel】

現地17日(木)、1月に起きた交通トラブルで加重脅迫罪に問われていたシンシナティ・ベンガルズのランニングバック(RB)ジョー・ミクソンが無罪となった。

ハミルトン郡地方裁判所のグウェン・ベンダー判事は4日間にわたる裁判官裁判の結果としてミクソンに無罪を言い渡している。

女性が運転中に信号待ちで隣り合わせになったミクソンに銃を向けられたと訴えたのに対し、ミクソンの弁護士はミクソンが車の中で銃を持っていたことは証明できないと主張。

法廷では氏名が明らかにされていないが、その女性は渋滞中にミクソンが割り込んできた後に互いに怒鳴り合ったと明かしている。一方のミクソンは女性が中指を立てることによって対立を引き起こしたと主張した。

そのあと車がとまった際にミクソンに銃を向けられたと女性は話している。

弁護士のスコット・クロスウェルは「これは“水掛け論”の典型的なケースだ」と述べた。

有罪判決を受けていた場合、ミクソンは1年以下の懲役および1,000ドル(約15万円)の罰金に処される可能性があった。

ベンガルズは木曜日に発表した声明で「ジョーは1,000ランヤードのシーズンを何度も達成してきたトップレベルのランニングバックであり、チームメイトとして仲間から絶大な人気を誇る存在でもある」と述べている。

「過去7年間、ジョーは地域社会と積極的に関わり、その絶え間ない笑顔とエネルギーで何千人ものファンに愛されてきた。組織としてはこの件が解決したことを喜ばしく思っており、ジョーがフットボールチームの重要な一員となる、エキサイティングなシーズンを楽しみにしている」

2017年ドラフト2巡目指名を受けてベンガルズに加入したミクソンが、最も素晴らしい成績を残したのはスーパーボウルに出場を果たした2021年シーズンであり、ミクソンはそのシーズンに1,205ヤード、タッチダウン13回を記録した。

今季を前にして、ミクソンはベンガルズにとどまるべく、ペイカットを伴う契約の再編に合意している。

ただ、ミクソンは他の法的問題に直面している可能性がある。今年3月、ミクソンの姉とそのボーイフレンドがミクソンの自宅敷地から近所のティーンエイジャー数人に発砲し、起訴された。足を撃たれた16歳の少年の両親が起こした訴訟で、ミクソンの名前が挙げられている。民事訴訟ではミクソンの過失が非難されている。

オクラホマ大学時代に、ミクソンはレストランで女性を殴ったことによって2014年シーズンの出場停止処分を受けた。彼は公の場で謝罪し、被害者とは和解による解決に至っている。

【RA】