トム・ブレイディがビル・ベリチックの殿堂入り見送り報道に言及、「理解できない」
2026年01月29日(木) 10:42
現地27日(火)にビル・ベリチックが資格発生初年度にプロフットボールの殿堂入りを逃したと報じられたことで、フットボール界には大きな波紋が広がっている。
同じく伝説的な存在である元クオーターバック(QB)トム・ブレイディもこのニュースに衝撃を受けているようだ。
水曜日に『Seattle Sports(シアトル・スポーツ)』の『Brock and Salk(ブロック・アンド・ソーク)』に出演したブレイディは、ベリチックが2026年プロフットボール殿堂入りに必要な票数を満たせなかったとの報道について、自身の見解を語った。
「僕には理解できない」とブレイディは話している。
「彼とは毎日一緒にいた。彼が初回の投票で殿堂入りしないなら、そもそも初回で殿堂入りするコーチなんて存在しないはずだ。そんなのは完全におかしい、それに値する人たちがいるからだ。彼は信じられないほど素晴らしい。彼ほど一緒にプレーしたいコーチはいない。もし僕が1シーズンだけ復帰してスーパーボウルで勝つためにコーチを選ぶとしたら、ビル・ベリチックを選ぶ」
「投票とか人気とかそういうことに関して言えば、それが投票の世界というものだ。オスカーの審査員に良し悪しを評価されるようなことかもしれない。彼は必ず殿堂入りする。それについては心配していない。誰の人生でも、大抵のことは思い通りにいかないし、自分のタイミングで起こるわけでもない。でも、いざ実現したときには、みんなで彼を祝福することになるだろう。彼の功績や勝利への献身、そして僕たち全員の人生に与えた影響に感謝している多くの選手やコーチが駆けつけるはずだ。そのときは盛大なお祝いになるだろう」
ブレイディはニューイングランド・ペイトリオッツの一員としてベリチックの下でプレーする中で、無名選手から一躍脚光を浴びる存在となった。2001年シーズン、負傷したフランチャイズQBドリュー・ブレッドソーの代役を務めたブレイディは、圧倒的に有利と見られていたセントルイス・ラムズ(現ロサンゼルス・ラムズ)を破ってペイトリオッツをチーム史上初のスーパーボウル制覇に導いた。ベリチックとブレイディのコンビはその後の3シーズンでさらに2度のスーパーボウル制覇を達成。2014年、2016年、2018年にもロンバルディトロフィーを掲げ、20年間で10度のスーパーボウル出場という偉業を成し遂げた。
ブレイディはキャリア終盤の2020年シーズンにタンパベイ・バッカニアーズの一員として、最後にもう1度スーパーボウル制覇を成し遂げている。一方、2022年と2023年に2年連続で負け越したことを受けてペイトリオッツを去ったベリチックは、2025年にノースカロライナ大学で指導者として復帰した。
今回の殿堂入りクラスにおける貢献者部門の最終候補に名を連ねるペイトリオッツオーナーのロバート・クラフトは、水曜日に『Associated Press(AP通信)』の取材に応じ、ベリチックは「間違いなく初回の投票で、満場一致でプロフットボールの殿堂入りを果たすに値する」とコメント。
クラフトはAP通信に「ビルと私との個人的な違いについてどんな見方があるにせよ、ビル・ベリチックの実績や功績がすべてを物語っていると私は強く信じている」と述べ、「彼はニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチとして20年以上指揮を執り、フリーエージェント(FA)やサラリーキャップの制度が導入された時代のナショナル・フットボール・リーグにおいて、フィールドでの卓越性や準備、持続的な成功の基準を確立した」と続けた。
火曜日の報道を受け、名将ベリチックは自身にふさわしい殿堂入りを果たすまで、もう1年待つことになるだろう。ニューイングランドのレジェンドを称えることを待ちわびるペイトリオッツファンの中には、ブレイディも含まれている。
2026年にプロフットボールの殿堂入りを果たすメンバーは現地2月5日(木)に行われる『NFL Honors(NFLオナーズ)』で発表される予定だ。
【RA】



































