ベリチックへの投票に関する報道を受け、プロフットボールの殿堂が声明を発行
2026年01月29日(木) 12:10
ヘッドコーチとしてスーパーボウルを6度制覇したビル・ベリチックが有資格になった初年度である2026年にプロフットボールの殿堂に選出されなかったとの前日の報道を受け、プロフットボールの殿堂が現地28日(水)に声明を発行した。
この声明によれば、投票者が“投票プロセスの規定に違反した”と判断された場合、選考委員会からの除外を含む“何らかの措置がとられる”とのことだ。
50名で構成されるパネルから、選出に必要な40票をベリチックが得ることはなかったと『ESPN』が火曜日に伝えていた。このニュースには、即座にNFL界からの批判が集まった。今回の殿堂の声明にはベリチックの名前はなく、代わって、2026年クラスに携わった“報道関係者”に言及されている。
「プロフットボールの殿堂は、2026年度の投票結果に関連して報道された内容そのものを踏まえた際に、多くのファンの方々、報道関係者、殿堂選出者の反応と情熱のあるリアクションを理解し、それに敬意をもっている。その情熱こそが、このゲームを推し進めていく。殿堂はまた、選考過程のルールを遵守する選考委員会のメンバーにも敬意を払っている。選考者の役割を務めるのは、一つの名誉だ」
「毎年、殿堂は選考プロセスと50名の選考委員の構成を見直す。そのメンバーが選考規定に違反したと判断されれば、彼らには何らかの措置が取られる。そこには、今後の選考員から除外される可能性も含まれる」
「新たなクラスの選考は、毎年の殿堂の最も重要な業務であり、そのプロセスの公平性に疑問があってはならない」
ESPNは先週末にベリチックと話した複数の情報筋の話として、ベリチックは投票結果に“困惑”し、“落胆していた”と報じている。
ベリチックが選考に漏れたとの報には、カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズをはじめとする多くの面々から批判が寄せられた。
水曜日にはかつてペイトリオッツのスターQBだったトム・ブレイディや、ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトも不満を示している。ブレイディはベリチックと共に、スーパーボウル優勝を6度果たした。
クラフトオーナーは『The Associated Press(AP通信)』に寄せた声明で、ベリチックは「明らかに初年度から満場一致で殿堂に選出されるのにふさわしい」と述べている。
ベリチックは2000年にニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチに就任し、2001年から2018年の18年間でチームを6度のスーパーボウル優勝と、それ以外に3回のタイトル戦出場に導いた。ニューイングランドおよびクリーブランドでのレギュラーシーズンとプレーオフで333勝という記録は、ドン・シュラの347回に次ぐ歴代2位。AP通信NFL年間最優秀コーチ賞は3回受けている。また、ペイトリオッツの指揮を執る以前にリーグトップクラスの守備アシスタントとして活躍しており、ニューヨーク・ジャイアンツの守備コーディネーター(DC)として2度、スーパーボウル優勝を果たしている。
一方で、ベリチックのキャリアには傷もあった。2007年シーズンに“スパイゲート”と呼ばれるサイン盗撮のスキャンダルに関与し、試合中にニューヨーク・ジェッツの守備サインを撮影したとして50万ドルの罰金を科された。
ベリチックのペイトリオッツ時代は2023年に幕を閉じた。今はノースカロライナ大学のコーチとして初年度を終えたばかりだ。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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