リーグは毎週、現地の水曜日に週間最優秀選手を発表している。シーズン第4週の活躍を称えて選ばれた選手たちは以下の通り。

AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）オフェンス部門週間最優秀選手
ジョシュ・アレン（QB／バッファロー・ビルズ）
現地1日（日）、バッファロー・ビルズのクオーターバック（QB）ジョシュ・アレンはエネルギッシュなマイアミ・ドルフィンズを相手に1人で得点を量産し、チームは48対20で圧勝した。パス25回中21回成功（成功率84％）で320ヤード、インターセプト0回、パサーレーティング158.3という素晴らしい数字を残したアレンは、4回のタッチダウンパスを含む5回のタッチダウンでチームに貢献している。アレンのパフォーマンスは印象的だっただけではなく、歴史的なものでもあった。アレンはアーロン・ロジャース（2019年シーズン第7週）と並び、1試合で300パスヤード以上、タッチダウンパス4回、タッチダウンラン1回、パサーレーティング158.3を記録した、NFL史上2人目の選手となっている。

NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）オフェンス部門週間最優秀選手
クリスチャン・マカフリー（RB／サンフランシスコ・49ers）

サンフランシスコ・49ersのランニングバック（RB）クリスチャン・マカフリーはシーズンを通してMVP級のプレーを見せ、タッチダウンを連発している。日曜日に行われたアリゾナ・カーディナルス戦でも相変わらずの活躍を見せたマカフリーは、トータルで4回のタッチダウンを決め、チームを35対16の勝利に導いた。マカフリーはランプレーで106ヤード、タッチダウン3回を記録し、パスプレーにおいてもレシーブ7回で71ヤード、タッチダウン1回をマークした。

AFCディフェンス部門週間最優秀選手
カリル・マック（OLB／ロサンゼルス・チャージャーズ）
ロサンゼルス・チャージャーズのアウトサイドラインバッカー（OLB）カリル・マックは24対17で勝利した試合でかつて所属していたラスベガス・レイダースに牙をむき、6回ものサックを記録した。マックはさらにタックル10回、タックルフォーロス5回、フォースドファンブル2回を追加しているが、最も驚くべき成績はやはり6回のサックだろう。マックはかつてデリック・トーマスが樹立した1試合における歴代最多サック記録まであと1回に迫り、1試合でサック6回を記録した史上5人目の選手となっている。

NFCディフェンス部門週間最優秀選手
デボン・ウィザースプーン（CB／シアトル・シーホークス）
2023年NFLドラフト全体5位指名を受けたシアトル・シーホークスのコーナーバック（CB）デボン・ウィザースプーンは月曜夜に素晴らしいプライムタイムデビューを飾った。シーホークスがニューヨーク・ジャイアンツに24対3で圧勝したこの試合で、ウィザースプーンは勝利の立役者となっており、特に97ヤードのインターセプトリターンタッチダウンは印象的だったと言えよう。タックル7回、サック2回を記録したウィザースプーンは、かつてカロライナ・パンサーズに所属していたキャプテン・マナリン（2013年シーズン第15週）に次いで1試合でサック2回とピックシックス1回を決めた2人目のNFLコーナーバックとなった。

AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ブランドン・マクマナス（K／ジャクソンビル・ジャガーズ）
ジャクソンビル・ジャガーズのキッカー（K）ブランドン・マクマナスの脚力は海外でも発揮され、日曜日にロンドンで行われたアトランタ・ファルコンズ戦でチームに23対7の勝利をもたらした。マクマナスは56ヤードのロングキックを含む3回のフィールドゴールをすべて成功させている。また、2回のエクストラポイントも完ぺきに決め、ファルコンズが合計で7得点だったのに対してマクマナスだけで11得点をあげた。

NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ジェイク・エリオット（K／フィラデルフィア・イーグルス）
フィラデルフィア・イーグルスのジェイク・エリオットはリーグでもトップクラスのキッカーとして頭角を現しているが、日曜日の試合はその理由を示す一例となった。イーグルスが延長戦にもつれこんだワシントン・コマンダースとの一戦を34対31で制したのは、54ヤードの決勝フィールドゴールを決めたエリオットのおかげだった。エリオットはこの日、14得点をあげ、6本すべてのキック（フィールドゴール4本、エクストラポイント2本）を成功させるなど、完ぺきな形で試合を終えている。

【RA】