ダラス・カウボーイズの過去7試合で唯一の敗戦は、シーズン第9週にディビジョンライバルのフィラデルフィア・イーグルスに惜敗したアウェーでの試合だった。

ヘッドコーチ（HC）マイク・マッカーシー率いるカウボーイズがこの敗戦後に4連勝を収めた一方で、イーグルスがシーズン第13週にサンフランシスコ・49ersに大敗したため、カウボーイズが現地10日（日）の試合に勝利すれば10勝のイーグルスに並ぶことができる。

マッカーシーHCは月曜日に「10勝目を達成したい」とチームの公式サイトで話している。「われわれは彼らの現状を理解している」

最初の対戦でカウボーイズは、ディフェンスが最後3回のポゼッションすべてでスリーアンドアウトを強い、オフェンスもイーグルスの292ヤードに対して406ヤード稼ぐなど、試合の大部分で主導権を握っていたものの、最終的にマッカーシーHCのチームはアウェーの試合を勝ち切ることができなかった。

ダラスでの再戦によって、常にイーグルスを追いかけてきた今シーズンのシナリオを書き換えるチャンスがカウボーイズに巡ってくる。ここで白星をあげれば、カウボーイズはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）東地区首位に躍り出るとともに、カンファレンスの第1シードを獲得する機会を得る。

「カウボーイズ対イーグルスだ。これ以上何も言う必要はないだろう」とマッカーシーHCは記者たちに述べている。

日曜日のプライムタイムに行われる試合はカウボーイズにとって12月の厳しい戦いの幕開けとなる。チームはイーグルスと戦った後にクオーターバック（QB）ジョシュ・アレン擁するバッファロー・ビルズ、強豪マイアミ・ドルフィンズ、NFC北地区首位のデトロイト・ライオンズと対戦する。マッカーシーHCのチームが1月にどれだけ戦える準備ができているかが露呈することになる残酷な連戦と言えよう。

「これから始まるスケジュールはとても気に入っている」とマッカーシーHCはコメントしている。

「今はイーグルス戦のことしか考えていないが、これから対戦するチームを見れば、実際のプレーオフのような結果を招かずにプレーオフのような試合をする絶好の機会と言える」

「個人的に12月のフットボールはいつも楽しんできたから、チームにとっても良いことだと思っている。チームとしての現状と、プレーオフに進出するために必要なこと、プレーオフに向けて準備すべきことがはっきりする。とにかく楽しみだ」

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