ジェッツが2試合で先発を務めたQBボイルを放出
2023年12月06日(水) 10:52ニューヨーク・ジェッツではクオーターバック(QB)が次々と入れ替わっている。
ジェッツがこの2試合で先発を務めていたQBティム・ボイルを放出すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地5日(火)に報じた。
第一報を伝えたのは『CBS Sports(CBSスポーツ)』のジョシナ・アンダーソンだ。
ジェッツはボイルの代わりとしてシアトル・シーホークスの練習生だったQBブレット・リピンと契約する。リピンは今季、ロサンゼルス・ラムズで1試合に先発したものの、あまりにもお粗末なパフォーマンスだったことから翌週にリリースされた。
少なくともボイルは放出される前に2試合に先発している。
とはいえ、それは決していい内容ではなかった。ボイルは先発した2試合でパス63回中41回を成功させて327ヤード、タッチダウン1回を記録した一方で、インターセプト3回、サック8回を喫している。ボイルの正確性が欠如していたことが、あまりにも多くのイージーミスにつながり、ザック・ウィルソンをベンチに下げたジェッツの攻撃陣を軌道に乗せることはできなかった。ボイルは日曜日に敗れたアトランタ・ファルコンズ戦の第4クオーターでベンチに下げられ、代わりにトレバー・シーミアンが起用されている。
月曜日、ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーはシーズン第14週に組まれているヒューストン・テキサンズ戦に向けて、先発QBを指名する準備はできていないと明言。最初のステップはボイルをカットすることだったようだ。今後、疑問となるのは、ウィルソンが再び司令塔となるチャンスを手に入れるのか、それともジェッツが、同じように苦戦していた(ファルコンズ戦での4回のドライブでサック3回、ファンブルロスト1回を喫した)シーミアンに任せてみるかだ。
アーロン・ロジャースがシーズン最初のドライブで負傷して以来ずっとそうだが、ジェッツには良い選択肢が一つもない。
4勝8敗のジェッツはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区3位となっている。このまま司令塔の状況が悪化し続ければ、ジェッツはすぐにプレーオフ争いから完全に脱落するだろう。
【RA】