ヒューストン・テキサンズの新人クオーターバック（QB）C.J.ストラウドがプロキャリアで初めて欠場を余儀なくされたことを受け、チームは往年の名選手を頼ることになりそうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のジェームス・パーマーが現地16日（土）午後に報じたところによれば、テキサンズは次のテネシー・タイタンズ戦にケイス・キーナムを先発させる予定だという。

テキサンズは目下、7勝6敗でプレーオフ戦線に可能性を残しているが、前戦のニューヨーク・ジェッツ戦でストラウドが脳しんとうを患い、その回復を待つ状態が続いているため、キーナム出場の必要性が出てきたのだ。

ジェッツ戦の第4クオーターでストラウドの代役を務めたのは3年目QBデイビス・マイルズで、5回のパスを投げて1回成功、4ヤードを記録。キャリア最初の2シーズンはテキサンズで26試合に先発出場したが、2023年はストラウドのバックアップを務めている。一方でキーナムは緊急時のインアクティブオプションになることが多かったものの、ヘッドコーチ（HC）デミコ・ライアンズはワイルドカード枠がまだ手の届くところにあり、AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区が1ゲーム差の接戦を繰り広げている今、12年目のベテランで35歳のキーナムにカギを託そうとしている。

キーナムは先発した試合の戦績が29勝35敗、1万4,884ヤードを稼ぎ、タッチダウンは76回、インターセプトは48回をマークしているが、2021年以降は一度も先発出場しておらず、テキサンズに加わってからもスターターに指名されたことはない。

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