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ライオンズのベテランQBブリッジウォーターが2023年シーズンでの引退を表明

2023年12月17日(日) 18:45

マイアミ・ドルフィンズのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Steven Senne】

デトロイト・ライオンズのバックアップクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターが10年目のNFLシーズンとなる2023年をもって引退する計画を明らかにした。

ブリッジウォーターは『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のデイブ・バーケットのインタビューで計画を打ち明け、引退後は高校フットボールのコーチになるつもりだとも付け加えている。

オフシーズンにライオンズと契約したブリッジウォーターはバーケットに対し、2014年にドラフトで指名されてから6つの違うチームでプレーしてきて、自分の選手としてのキャリアに満足していると話した。

「俺は若くて、このライフスタイルに捕らわれていた。週に7日、24時間フットボール選手だと思っていた。けど、ケガをして気づいたんだ。オレは日曜日の午後の3時間しかフットボール選手じゃないんだってね」とブリッジウォーターは言っている。「それ以外の俺はセオドア・ブリッジウォーターだ。そうして全体を見渡せるようになって、そのおかげで(もう)先発じゃないことを考えずにいられるようになったんだ。“なんだ、俺にもまだ目的があるじゃないか”って感じさ。俺の目的はフットボールのゲームよりもっと大きい。フットボールはただのプラットフォームなんだ」

ブリッジウォーターは2014年に全体32位でルイビル大学からミネソタ・バイキングスに指名された。デビューシーズンにバイキングスを11勝5敗に導き、2年目にはプロボウルに選出。しかし、2016年のトレーニングキャンプ中に膝に大ケガをしてしまい、シーズン全体を棒に振った。2017年はバイキングスで1試合のみに出場。2018年にニューヨーク・ジェッツと契約したが、プレシーズン後にニューオーリンズ・セインツにトレードされた。そこでヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンの下で2シーズンにわたって6試合に先発する。

「すべての出来事は理由があって起きるんだ」とブリッジウォーターは言う。「ケガも、いいことも悪いことも、成功も失敗も。それらが人格を形成する。俺の場合もそうだった。一度だって俺は“もしこうだったら、どうなっていたかなあ?”なんて思ったことはない。あるわけがない。俺に起きたことは、何かしらの理由があって起きるべくして起きたんだ。今も日々そういう考えを持っているし、10年目を迎えられたことにただただ感謝している。今年が俺の最後の年だ。その最後の年を目いっぱい楽しんでいるよ」

【M】