SB敗戦でシーズン最多のQBプレッシャー14回を許したペイトリオッツ1巡目ルーキーLTキャンベル
2026年02月10日(火) 11:43
現地8日(日)に行われた第60回スーパーボウルで、ニューイングランド・ペイトリオッツはシアトル・シーホークスに13対29で敗れ、オフェンス全体で精彩を欠く内容となった。
中でも、1巡目ルーキーのレフトタックル(LT)ウィル・キャンベルは、特に厳しい一戦を強いられた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、キャンベルはQBプレッシャー14回を許しており、これは2025年のレギュラーシーズンとプレーオフを通じて、1試合で記録された最多の数字だったという。
「勝つために十分なプレーをした選手は誰一人いなかった」
オフェンシブライン全体の出来について問われた際、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルはそう語っている。
なお、キャンベルは試合後、ロッカールームで報道陣の質問に応じなかったとのことだ。
2025年NFLドラフト全体4位指名のキャンベルは、シーホークスが記録したサック5回のうち、許したのは1回にとどまった。ただ、ペイトリオッツが最初の3クオーターを無得点に抑え込まれる中で、その苦戦ぶりは明確だった。
キャンベルが許したプレッシャー率は26.9%に達しており、そのすべてが1対1の場面で生じたものだった。2.5秒以内に到達するクイックプレッシャーも4回を数え、スーパーボウルにおけるオフェンシブタックルとしては最多タイ。また、QBプレッシャー14回という数字は、2018年以降のポストシーズンの試合においても最多タイの記録となっている。
ペイトリオッツがスーパーボウル進出を果たすまでの過程では、チーム全体として頼もしい戦いぶりを見せていたが、キャンベル個人は苦戦が目立った。実際、ポストシーズン4試合で許したプレッシャーは合計29回に上り、これは『ネクスト・ジェン・スタッツ』がデータ収集を開始した2016年以降、ポストシーズン最多の数字となっている。
ペイトリオッツのクオーターバック(QB)ドレイク・メイにとっても、この試合は2年のキャリアの中でおそらく最も厳しい内容だった。43回中27回のパス成功、295ヤード、タッチダウン2回を記録した一方で、ターンオーバーを3回喫している。こうしたミスの少なくとも一部は、プレッシャー率52.8%という過酷な状況にさらされていたことが影響したと見られる。
メイのプレーについて問われた際、ブラベルは2024年の1巡目指名QBに責任を押し付けることを拒んだ。
「誰か1人に責任を負わせることはできる」とブラベルは語る。
「だが、そんなことをしても意味がない。まずはコーチ陣であるわれわれから始まり、自分たちがやるべきことをきちんと果たしているかを確認しなければならない。その上で、実行できているか、そしてしっかりプロテクトできているかだ。プロテクトできた場面では、プレーを進め、オープンな選手にボールを投げ、クオーターバックを助けなければならない。そうして初めて、クオーターバック自身の良し悪しが問われる。物事はそういうものだし、それが変わることはない」
ブラベルはメイについて言及する形でコメントを始めたが、その言葉はキャンベルにも同様に当てはまる内容だったと言える。
いずれにせよ、大舞台でこれほど厳しい結果に終わった以上、キャンベルを巡る疑問は残り続ける。敗戦後、本人はそれらに答えることはなかったため、その疑問が解消されるのは、言葉とプレーの両面で応える時を待つことになるだろう。
【R】



































