ボルティモア・レイブンズのタイトエンド（TE）マーク・アンドリュースの復帰はAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）ディビジョナルラウンドではない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地19日（金）、情報筋の話を元に、レイブンズのスターTEアンドリュースが土曜日にヒューストン・テキサンズをホームに迎えて戦うディビジョナルラウンドを前に、故障者リザーブ（IR）から復帰する見込みはないと報じた。

その後、チームもアンドリュースがもう1週間IRにとどまることを明らかにしている。

アンドリュースはシーズン第11週に足首を負傷し、当初は残りのシーズンを欠場すると見られていたが、その直後にはプレーオフで復帰する“わずかな可能性”があると楽観的な見方も伝えられていた。今週にはアンドリュースが復帰指定され、木曜日にはクエッショナブルのステータスとなっていた。

しかし、アンドリュースが第1シードのレイブンズのプレーオフ進出を助けるために復帰するには――レイブンズが勝利した場合のみとなるが――少なくともあと1週間は待たなければならない。

アンドリュースはプレーオフでかなり苦戦しており、ポストシーズンゲーム5試合の平均はレシーブ4回で42.4ヤード、タッチダウンなしの成績だ。とはいえ、アンドリュースの復帰はクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンとオフェンスにとって喜ばしいことでしかない。プロボウルに3度選出されているアンドリュースはレギュラーシーズン10試合に出場し、レシーブ45回、544ヤード、タッチダウン6回をマーク。キャッチ数はチーム2位につけており、タッチダウン数はチームトップだった。

レイブンズは2020年シーズン以来プレーオフで勝利しておらず、残念ながらそれを打破するために元オールプロのTEアンドリュースが復帰することはない。

レイブンズとテキサンズの試合はアメリカ東部時間20日（土）16時30分【日本時間21日（日）6時30分】にキックオフする予定だ。

【KO】